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人の喜ぶ顔が私の原動力。 そう語るのが、92歳のいまも パッチワークづくりに 余念のない佐藤みい子さん。 ☆ 92歳、佐藤みい子さん生き方 ☆ 佐藤 みい子 ──今年(2016年)5月に開催された作品展 「佐藤みい子パッチワークキルト展」は、 大盛況だったようですね。 6日間の開催だったのですが、 おかげさまで4,000名近い方々に お越しいただくことができました。 88歳の時に同じ東北電力グリーンプラザ (宮城県仙台市青葉区)で開催した際には 2,800名くらいの方々が来られたのですが、 今回はそれを遙かに上回る盛況ぶりでした。 ──大変な反響ですね。 「先生はどういう手をしているんですか」 って、私とタッチをして 手を撫でていく人もいれば、 ほっぺを撫でていく人までいました(笑)。 私のように長生きで、 しかも元気に仕事をしている、 その真似をしたいからだそうですよ。 本当は今回で作品展は 最後にしようと思っていて、 周りの人たちにもそう宣言していたんです。 これが終わったら、 もう何もかもおしまいにしようって。 ところが、来られた方々が口々に、 「生きがいをもらった」 「希望が持てた」 とか、仮設住宅にお住まいの方からは 「生きる力をもらいました」 など、とにかくいろんな言葉を 私に残してくれたんですよ。 ──それは嬉しいですね。 ええ。それを聞いていたら、 おしまいに出来なくなりました。 |
2016/12/12 |
リオ・オリンピックにおいて 卓球競技で女子団体に 2大会連続のメダルをもたらした ナショナルチーム前監督・村上恭和さん。 ☆ 卓球も本気、遊びも本気 ☆ 村上 恭和(日本卓球女子ナショナルチム前監督) 特に印象に残っている教えは 「人を大事にする」ということです。 当時、私は卓球部の監督に よく逆らっていて、ある日、 「もうええわ。 明日の試合は行かん」 と言って、寮に帰ってしまった ことがありました。 しばらくすると、 電話が掛かってくる。 電話の声は西峰さんです。 開口一番、何と言われたか。 普通なら「バカヤロ!」と 怒鳴ってもおかしくないところですが、 「村上君、本当に 明日の試合行かないの?」 「君はそれでいいかもしれんけど、 いままで一緒に練習やってきた 皆が困るやろ」と。 人を包み込む懐の深さに 感激したことをいまでも覚えています。 それからというもの、 卓球も本気、遊びも本気、 何に対しても全力で 向かっていくようになりました。 平日は午後3時に仕事が終わり、 4時から7時まで練習。 日曜日も午前中は練習があり、 午後は西峰さんに連れられて、 船に乗ったり、水上スキーをしたり、 キャンプをしたりする。 そういう日々の中で、 「一所懸命やれば、 たとえ失敗したとしても その失敗は必ず次に生きてくる。 しかし、中途半端にやっていては、 何の収穫も得られない」 ということを、身を以て学んだのです。 |
2016/12/12 |
☆ 勇気ある校長先生 ☆ 占部 賢志(中村学園大学教授) 【占部】 ところで、情けない学校が多い中、 必要とあらば出席停止措置も 辞さない動きが出始めているのも事実です。 【PTA役員】 どんな取り組みなんでしょうか。 【占部】 たとえば、東京都の品川区では、 「出席停止ハンドブック」を作成、 区内の全教員に配布して 研修会を開いています。 要するにマニュアルを作ったのです。 一歩前進というべきでしょう。 【教師C】 具体的にはどんな指導を しているのでしょうか。 【占部】 実際に適用した例はまだ ないのじゃないかな。 ただ、今年のはじめに『読売新聞』の 「教育ルネサンス」(2月4日付)に 取り上げられた熊本県山鹿市立 山鹿中学校の事例は参考になるでしょう。 記事によると、学校で起きたいじめは 暴力を伴う悪質なもので、 被害生徒は登校できなくなった。 さらに加害者の生徒らは 授業中にも廊下を闊歩するなどの 行為をしていたそうです。 そこで、赴任したばかりだった校長は、 いじめによって安心して 授業が受けられないならば、 いじめた生徒は登校させない との方針を保護者会に伝えていたらしく、 市教委の了解を得た上で 「いじめられた生徒が 登校できるようになるまで、 お子さんは学校に入れません」 と申し渡したといいます。 【PTA役員】 勇気ある校長先生ですね。 それに責任感も強い。 こういう校長先生なら、 多くの保護者がバックアップしますよ。 |
2016/12/07 |
大鼓の奏者として、独創的な活動を 続ける大倉正之助さん。 ☆ 人間に備わった不思議な力 ☆ 大倉正之助(大倉流大鼓を受け継ぐ能楽師) × 村上和雄(筑波大学名誉教授) 【村上】 限界を超えるような挑戦をしたことで、 新たな表現活動への道が開けたわけですね。 【大倉】 限界を超えるということについて言えば、 私はこれまでに何度も死んでも おかしくないような 大事故に遭っているんですよ。 【村上】 何度も? 何が原因ですか。 【大倉】 若い頃からオートバイが好きで、 それが主な原因です。 でも、これまで骨折しても ギプスをしたことは一度もなくて、 全部自然治癒力で治してきました。 例えば、普通だったら ギプスだらけになって寝かされて、 それこそ何か月も 入院しなければいけないような 大怪我をしたこともあります。 ところが私の場合、 大怪我をした三日後とか 一週間後に舞台があるわけで、 とてもベッドで横になっている わけにはいきません。 【村上】 どうするのですか。 【大倉】 何とか三日後には 舞台に立てる状態にしたい、 と考えているととにかく いろんな発想が湧いてくる。 熱いお湯に入ってみようとか、 氷水に浸けてみようとか(笑)。 そういう時はもう 飲まず食わずの状態で、 とにかく自分の身体を極限に追い込む。 あとは動物のように 丸くなって寝てしまう。 ある時は丸太のように 脚が腫れ上がって、膝が 曲がらないこともありました。 これでは舞台で正座を することもできません。 そこで熱いお湯と氷水に 交互に足を浸けていたのですが、 そのうちにギュッと膝が曲がった。 その時は、「これで正座ができるぞ」 って喜んで、舞台当日は 知らん顔をして演奏していました(笑)。 【村上】 それだけのことがあっても、 バイクはやめられないんですか。 【大倉】 やめられないですね(笑)。 ただ、そうしたことを経て、 人間には不思議な力というか、 可能性が備わっていることを 実感しましたね。 |
2016/12/06 |
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