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企業は現場の考える力が命 加護野 忠男(甲南大学特別客員教授) 日本企業の研究に取り組む加護野忠男さん。 松下電器の副社長を務めた 佐久間曻二さんに インタビューをした際に、 こんな話を教えていただきました。 佐久間さんが乾電池を売るために 西ドイツに赴任する前、 海外事業の責任者であった 高橋さんに呼ばれ、海外での ビジネスの基本的な原則に ついて注意を受けました。 それは 「どこの国の市場でも 自分たちの商品を 一番高い値段で売る」 という原則です。 しかし、当時の西ドイツには 圧倒的なシェアを持つボルタ という乾電池メーカーがあり、 それより高い値段で 売ることは実質的に不可能。 それでも高橋さんは原則を 破ることを許してくれず、 それこそ佐久間さんは「血の小便」が 出るほど考え抜いたそうです。 その結果、乾電池を透明な プラスチックの什器に入れて 新しさをアピールし、ボルタの商品と 差別化する方法を思いついたと言います。 幸之助さんは、 「考えて考え抜いたら、 だいたい考えたとおりになる。 そのとおりにならないのは 考えが足りないからである」 と言っておられますが、 そうやって考えざるを得ない 状況に部下を追い込むことで 人を育ててきたのです。 |
2016.11.21 |
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