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石田梅岩「都鄙問答」 松下幸之助翁の座右の書 『都鄙問答(とひもんどう)』は、 パナソニック(前・松下電器産業)創業者で“経営の神様”と 尊崇されている松下幸之助翁が座右の書とした名著で、翁が戦後 「繁栄によって平和と幸福を」という 理念のもとに創設した「PHP研究所」は、 『都鄙問答』を著した石田梅岩に倣ったものだ。 『都鄙』という字を初見で間髪を入れずに 「とひ」と読める人は そう多くはないだろう。 「辺鄙な村」というときの「ぴ」だが、 「ひ」とは読みづらい。 だが、「ひな」と読める人は たくさんいるはずだ。 「ひなびた村」というときの 「ひな」という漢字なのだ。 つまり、『都鄙問答』の「都鄙」は 「都会と田舎」 「都みやこと地方」という意味である。 『都鄙問答』(四巻)は、 江戸中期に活躍した“石門心学の創始者” 石田梅岩が、門弟たちや士農工商の枠を 超えて多くの人たちと交わした 質疑応答を一冊にまとめた「修養書」。 私塾を開講して十年後の 元文四(一七三九)年七月、 五十五歳のときに刊行された。 |
2016.09.22 |
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