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「湯たんぽ」で万病の根を断つ 斑目 健夫(青山まだらめクリニック院長) 最近は、目にする機会も少なくなった「湯たんぽ」ですが、これに着目して、 万病の根を断つ健康法を提唱しているのが、クリニック院長の斑目健夫さんです。 湯たんぽを使った 私の最初の治療経験は、 「体が冷えて仕方がない」 と訴えていた看護師でした。 彼女は「冷えすぎて眠れない」と訴え、 見るからに血流が悪く青ざめた顔色でした。 ところが湯たんぽを使って 体を温めることを勧めてみると、 その晩から眠れるようになりました。 さらに、免疫力の鍵を握る 白血球の「リンパ球」を調べてみると、 当初は1,050個しかなかったのが、 湯たんぽを使うと一週間後には 2,100まで増え理想的な値になったのです。 また、いつも胃の調子が悪く、 消化器科や内科の治療では治らなかった 30代の女性の方も印象に残っています。 彼女の顔色は真っ青で、 全身が冷え切っていました。 最初は重ね着すること、 湯たんぽで体を温めること、 お風呂に何度も入ることを指導し、 消化機能が落ちていましたので、 食事は少量をよく噛んで 食べるようにアドバイスしました。 すると、3週間ほどで胃の具合は回復し、 食事も普通に食べられるようになりました。 体を温め始めて一か月ほどした頃、 再び胃の調子が悪いと いってやってきたのですが、 調べてみると、 なんとその原因は「つわり」。 結婚して7年、いっこうに 妊娠しなかったそうですが、 不妊の原因も冷えにあったのです。 温める部位で、 大事なのは、お腹、お尻、太股など 大きな筋肉があるところ。 |
2016.12.04 |
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