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『大学新釈』の一部 『孝経・大学・中庸新釈』 塩谷温・諸橋轍次・宇野哲人=著 訓読 康誥(こうこう)に曰(い)はく、 赤子(せきし)を保んずるが如しと。 心誠より之れを求むれば、 中(あた)らずと 雖(いえど)も遠からず。 未だ子を養ふことを学びて、 而(しか)る后(のち)に 嫁(か)する者は 有らざるなり。 通釈 此の一節は誠心誠意事に当たれば 如何なる事と雖(いえど)も 成し遂げ得ないものは無い。 家庭を治むるの道に専心一意なれば、 それが即ち国を治むるの道に 役立つものであるという事を 黙々に教えたものである。 書経の康誥篇の中に下の様なことが 曰われて居る。 赤子を保んずるが如し―― 赤子を保育する様なものであると。 其の意味は、何人も愛らしい赤子を 保育する場合には専心一意を用いる。 斯くの如く心誠に或るものを 求むると云うならば、 其の求むる方法が、 縦(よ)しや外れて居ることが 有ったとしても 甚だしく外ずれると云うようなことは 有り得ない。 |
2016.09.25 |
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