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人間にとって一番大切なもの 渡邊 直人(王将フードサービス社長) 福地 茂雄(アサヒビール社友) 前社長の大東隆行さんが凶弾に倒れられてから早2年。 その後継者として陣頭指揮をとってこられたのが、現社長の渡邊直人さんです。 厳しい時期を乗り越えられた 渡邊さんが実感したという、 人間にとってもっとも大切なものとは。 後継者として 陣頭指揮をとってこられたのが、 現社長の渡邊直人さんです。 厳しい時期を乗り越えられた 渡邊さんが実感したという、 人間にとってもっとも大切なものとは。 渡邊さんの人柄が滲み出るような 心に響くいいお話ですよ。 【渡邊】 もう一つ大きかったのは、 やっぱり不慮の事件を受けて 突然自分が社長になったことです。 当初はもう逃げ出したいくらいの 重圧に見舞われていましたけれども、 翌日真っ先に会社まで 来てくださったのが、 アサヒビールさんでした。 まだ事件の全容も十分掴めていなくて、 リスクがあるかもしれない現場に、 いまの小路社長が役員の方と ともにお越しくださって、 「アサヒビールはどんなことが あっても御社をお支えしますから、 渡邊社長、頑張ってください」 と言ってくださったんです。 小路社長のお言葉からは、 商売上の取り引きを超えた、 人としての温かみが伝わってきました。 私はあの言葉を一生忘れません。 勇気を与えていただいた出来事は、 そればかりではありませんでした。 事件の直後から、お客様が どんどんどんどん、 お店に押し寄せてこられて、 大東への線香代わりにうちの餃子を 次々と注文してくださったんです。 お店に行けばスタッフが 「ありがとうございます」 「ありがとうございます」 と感謝の言葉を繰り返しながら、 一所懸命餃子をつくってお出ししている。 「追悼餃子」と報道されて 大きな話題になりましたけれども、 おかげさまでその期は過去最高の 762億円を売り上げることができました。 王将はこんなにも多くのお客様、 そして従業員の皆さんに支えられて 今日まで来られたんだなぁと 改めて実感しましたねぇ。 窮地に立たされた時に人の温かさ によって救われたことで、 人間には結局そういう 目に見えない思いやり、 愛情というものこそが 一番大事だと実感しましたね。 |
2016.02.16 |
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