過去の一語履歴を見ることが出来ます。
坂村真民の歩んだ道 西澤 真美子(坂村真民さんのご息女) 詩一筋の生活というのは、 言ってみれば一日の生活すべてが 詩に向かっていたということです。 それも父は何事においても 徹底していました。 「自分は天才ではないのだから、 少しでも長く生きて、 少しでも多くの詩を書く」 と口にしていた父は、 食べる物にしても美味しい物ではなく、 体によい物を食べていたのです。 本当にすべてが 詩に向かっていた姿からは、 耳を澄ませば「コツコツ」という 音が聞こえてくるのではないかと 思ったくらいでした。 ただ詩を書く。 コツコツと。 おそらくある一定の期間だけで よいというのであれば、 こうした生活を続けられる人も いるかもしれませんが、 これを一生続けるというのは 本当に難しいことだと思います。 父には土曜日も日曜日も ありませんでした。 お正月はと言うと、 一年の始めだからともっともっと 精進しようとするほどの 凄まじさがありました。 ただ、その厳しさを家族に 求めることはありませんでした。 父は自分のことはすべて 自分でするという生き方を 貫きとおした人でもあったのです。 |
2016.01.21 |
〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日