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人類存続のカギは『論語』にあり 伊與田覺(論語普及協会学監) 孔垂長(孔子第79代嫡孫) 2500年にわたって脈々と人類に受け継がれてきた稀代の書『論語』。 その傍らで、孔子の子孫また 孔子の意思を受け継がんと 親から子、子から孫へと受け継がれてきました。 【伊與田】 私にとって孔子や『論語』は食べ物と同じでね、 批判の頭を持たないんです。 我われは毎日ご飯を食べますが、 日によって味も違う。 美味しいと思う日もあれば、 まずいと思う日もある。 けれども、それによって食を 廃するということはありません。 孔子や『論語』もそれと同じで、 役に立つとか立たないとか、 そういう批判的な目をもって 見るということだけではなくて、 食と同じように、自分の命を支え、 心を養ってくれるものと考えて毎日向き合っています。 【孔】 「学びは水に逆らい舟行くが如し」。 進める努力をしなければ 後退してしまうことを戒めた諺があります。 私の特に心に留めている言葉です。 【伊與田】 あぁ、いい言葉ですね。 【孔】 水に逆らって舟を進めるわけですから、 絶えず前へ進む努力をしなければすぐに下がってしまいます。 だからこそ伊與田先生も、 百歳のいまも学び続けておられるのだと拝察いたします。 孔子の思想は長い歴史を経ているものの、 衰えたり陳腐になることなく、 一層新しさを増しており、古今を貫き通しています。 一人の哲学者が2500年余り前に説いた思想が、 今日に至っても小さくは個人の修養、 大きくは国家の統治にまで示唆を与え、 広く受け入れられているのは誠に希有なことです。 1988年にパリで開催されたノーベル賞受賞者国際大会では、 「人類が存続し続けていくには、 必ず孔子の知恵を汲み取っていかねばならない」 |
2015.09.17 |
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