本文へスキップ

      次代に輝く住まいを創る

TEL. 0246-65-2311

〒979-0154 福島県いわき市沼部町鹿野43

一語履歴WORD vol.516

過去の一語履歴を見ることが出来ます。

一語履歴 HOME
⇦前 一語履歴 次⇨ 
一語履歴 vol.520
縁を生かす
一語履歴 vol.519
開き直りから 519a朝一番に触れた言葉 519b独立自尊の商売人になれ
一語履歴 vol.518
増田さんの解説は 518aがん細胞にも「ありがとう」 518bこの人になら
一語履歴 vol.517
成功するには事前の計画、そして実践が大事 517a人間はミスをするもの
一語履歴 vol.516
大丈夫の試金石 516a必ず達成する時が来る
一語履歴 vol.515
ありがとうの法則 515a「分かち」と「誠実」 515b病気になって
一語履歴 vol.514
不遇・逆境というものは 514a苦難は人間を 514b失敗する経営者の条件
一語履歴 vol.513
文明の最高目的は 513a特に難しい問題を 513bそれは本物
一語履歴 vol.512
御静養 512aすべてを任せ... 512b自分の能力を遥かに超える
一語履歴 vol.511
書き続けるという意志と技術 511a一流の人 511b心を常に積極的に保つ
大丈夫の試金石

【渋澤】
コロナ禍のいまだからこそ紹介したいと思う
渋沢栄一の教えは、『論語と算盤』にある
「大丈夫の試金石」です。

これは逆境に直面した時にどういう
心構えでいるべきかという内容ですけど、
「自然的逆境」と「人為的逆境」を区別して
対応策を講じる必要があると書かれています。

台風や地震などの自然的逆境の場合には、
「足るを知る」「分を守る」ということで、
やるべきことはきちんとやって、
後のことは天命に任せましょうと。


一方、人間関係のもつれなどによる
人為的逆境の場合にはどうすべきか。

「自分からこうしたい、
 ああしたいと奮励(ふんれい)さえすれば、
 大概はその意のごとくになるものである」

私はこれを「自分は何を成し遂げたいのかという
ベクトルを常に立てておくことが大事だ」と解釈しています。

【田口】
なるほど。

【渋澤】
我われは逆境に直面するとほとんどの場合、
「何ができるか、できないか」
という軸で考えていると思うんです。

だけど、ここで渋沢栄一が言っているのは
「何をやりたいか、やりたくないか」ですよね。

この二つの軸を掛け合わせてみると、
まず「できることでやりたいこと」というのはベストですし、
「できないことでやりたくないこと」っていうのは
捨ててしまってよいのかもしれません。

「できるのにやりたくないこと」

これは例えば、仕事ができるのにやる気のない社員(笑)。
こういう人は改善しなきゃいけないんですけど、
多くの人が陥りがちで一番問題なのは、
「やりたいけどできないこと」です。

できない理由は時間がないから、お金がないから、
経験がないから、いろいろあると思います。


しかし、渋沢栄一はできないからといって
そこで諦めてしまうのではなく、
常に未来志向を抱いて幸福なる運命を
招くべきだと説いているんです。

【田口】
そこが渋沢栄一の凡庸(ぼんよう)ならざるところですよね。

2020.11.27

バナースペース

櫛田建設株式会社

〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日