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すべてを任せ結果は自分が責任を取る 明治、大正、昭和と近代日本の構築に 貢献した創業者に、資料や取材を通し、 直接に交わってきた作家の故・城山三郎さん。 (城山) 松下幸之助さんもそうです。 「自分が病身だったから、会社を大きくすることができた」とは、 幸之助さんがよく言っておられたことです。 病身だから思うように動けない。 社員に任せるしかない。 だからこの社員と見極めて仕事を任せたら、 すべてを任せてしまう。そして結果は自分が取る。 その潔さこそが松下電器の原動力となったのでしょう。 創業者というのは自信があるから、 どうしても「俺が俺が」になりがちです。 よく会社が不祥事を起こして、 「社員にある程度任せていたが、 自分がきちんと見ることができなくて こういうことになってしまった」などと 弁明している経営者がいるでしょう。 みっともない話です。社員に仕事を任せるにしても、 中途半端な任せ方しかしない。 経営者がちょこちょこ口出しする。 従って、社員もいいかげんになってしまう。 中途半端な任せ方だから、結果については すべて経営者が責任を負うという潔さも出てこない。 逆に言えば、社員にすべてを任せるような育て方をしていない、 きちんとした社員教育をしていない、ということでしょう。 すべてをここに賭けるという潔さがないから、 そういうことになるんです。 |
2020.11.14 |
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