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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.512

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御静養 512aすべてを任せ... 512b自分の能力を遥かに超える
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書き続けるという意志と技術 511a一流の人 511b心を常に積極的に保つ
御静養

作家の宮本 輝さんと紫野和久傳代表・桑村 綾さんの対談。

【宮本】
やっぱり言葉って大事ですよね。

人間ってたったひと言で、生きる力を得たり、
反対に自ら命を絶ったりしますから。

芥川賞を受賞した次の年、32歳の時に
肺結核を患ったんですけど、病院のベッドで
悶々と臥している僕に、
尊敬するある方からハガキが届いたんです。

そこにはこう書かれていました。

「長き将来にあっては、今の御静養が、
 即ち偉大なる作品の源泉に
 なりゆくであろうと私は信じています」

このハガキは何度読み返したか分かりません。

ああ、そういうふうに受け取るのかと。

特に「御静養」という言葉ですね。

「そうや、俺は病気やない。静養してるんや。
 いままで芥川賞を取るために骨身を
 削って小説を書いて、いま一服してるんだ」

と。そう考えると、病人から結構な身分へと、
心境が変わったんですね。

それから一遍に元気になりました。

【桑村】
同じ出来事に直面しても、心の持ち方一つで
見える世界は180度変わりますよね。

2020.11.13

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