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世界一にもなれる 近藤 欽司(元卓球女子日本代表監督) 国分 秀男(古川商業高等学校(女子バレーボール部元監督) かつて、当時無名だった女子バレー部を全国制覇12回へと導かれた国分秀男さん。 「感動が人間を変える」。そう語る国分さんが監督を志したきっかけとは。 【近藤】 自分の体験の中で、努力して優勝できた時の 感動というのはそりゃすごいものですよ。 その感動をたくさんの人に 味わわせてあげたいという思いが、 指導者になる上で一番大きかったですね。 【国分】 近藤先生に比べると、 私の場合は単純明快でね(笑)。 きっかけは東京オリンピック。 僕はバレーがちょっと好きだったから、 一回戦からずっと応援していて、 いよいよ決勝戦になった。 でも、残念ながらソ連のチームには勝てないと、 私はそう思っていたんです。 だって片や日本の選手は日中働いて、 練習は夕方からでしょう。 片やソ連の選手は国家の支援を 受けて練習だけに専念している。 簡単に言えばプロですよ。 ところが私の予想を全く裏切って、 3対0で「東洋の魔女」と呼ばれた日本が圧勝。 日の丸が揚がっていくのをテレビで 観ているうちに、なんか泣けてきてね。 人間ってさ、知恵を絞って、工夫を凝らして、 努力を積み重ねると、日本一どころか 世界一にもなれるんだって、すごく感動したんです。 それがきっかけで、それまで憧れていた会社の社長よりも、 バレーの監督で日本一になろうと決めました。 人間ってこんなに簡単に変われるものなのかなって 思うくらい、ガラッと変わりましたね。 【近藤】 大変な変わりようだね。 【国分】 ただ、私の場合は近藤先生と違って、 バレーの実績といってもレベルの低い 福島県で第3位が最高成績でした。 それに体育大学出でもないし、 バレーの技術指導を本格的に受けたことも一度もない。 よくそれで全国制覇を12回もできたものだと、 自分でも本当に不思議ですよ。 でも、そこはやっぱり近藤先生の日頃の姿勢から、 技術指導よりもリーダーとしてどうあるべきか、 ということのほうが大事だということを 教えてもらっていたので、 それを信じて驀進しただけですね(笑)。 |
2017.10.20 |
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