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学級崩壊したクラスには、こう手を打つ 菊池省三(北九州市立小倉中央小学校教諭) プラスの面を大きく価値づける 学級崩壊したクラスを変えるためには、 正しい考え方と行動の基準を教え、 それに基づく体験の機会を増やしていく以外にない。 私が望むのは、子供たちに言葉遣いや 立ち居振る舞いなどの一般性を身につけさせ、 公に通用するように育てることだが、実はそうした一面が、 彼らの無意識の行動の中に表れることがある。 例えば配布されたプリントを片づける時、 上下の角と角を几帳面に合わせて鞄にしまう子がいる。 この行為に見られる丁寧さは、 人が育つ上での重要なポイントなので 「君はその力をちゃんと身につけている。 大変素晴らしいことだ」 と言葉を掛けてあげる。 さらに 「今後君は大きく成長していくだろうし、 そういう力を持った君と出会えたことを大変嬉しく思う。 期待しているよ」 と大きく価値づけし、プラスの面を さらに伸ばしていくよう働き掛けるのである。 もちろんダメなところはダメと注意するが、 端から叱りつけては衝突するだけなので、 まずほめて不要な警戒心を取り除くのである。 「価値のある言葉」を与える 私は年度初めから子供たちに いろいろなものを書かせるようにしているが、 四月の時点ではまだ自分の非を認めず、 文章で私を攻撃してこようとする。 それが徐々に変化してきて、一か月が経つと 「校長先生に暴言を吐いたことがある」 「先生に物をぶつけてわざと叱られたことがある」 といったように、過去の過ちを省みるようになる。 さらに半年ほど経つと、自分の思いどおりにならない時に よく見せていた不貞腐れた態度がなくなる。 これは自問自答ができるようになったことの表れで、 その子の中にプラスの考え方や行動に繋がる 「価値のある言葉」が入ってきたからといえるだろう。 |
2013.04.18 |
日本一楽しい会社のつくり方 中里良一(中里スプリング製作所社長) 【記者:こちらの部屋に入って驚きました。 ロボットや動物など素敵なオブジェが溢れていますね】 これを見た人から「何やってる会社なの?」って よく言われます(笑)。 うちは家庭用品や自動車、パソコン、医療機器など、 様々な分野で使われるばねの製造が主な事業ですが、 大事にしているのは「遊・機・質」なんです。 ここにあるのは「遊」、遊び心に基づくもので、 すべてうちの社員がご褒美制度でつくった製品です。 一年間で一番頑張った社員に与えるご褒美があるんですよ。 一つは、作業時間内に会社にある設備を好きなだけ使って、 好きなものをつくっていいという権利を与える。 それがこういうワイヤーアートとかモニュメント。 もう一つは、うちは取引先をすべて社員の希望制で担当するんですが、 どうしても好きになれない人っているでしょう? そのお客様との取引を切っていいという権利を与えるんです。 驚かれるかもしれませんが、うちとよそ様の一番の違い、 それは判断基準です。多くの人は判断基準が損得なんです。 だけど日本語はすべて言葉の最初に戻るというのが私の持論で、 損得勘定でやったことは必ず損をするようにできている。 うちはすべての判断基準が好き嫌いです。 これって一番曖昧なようで本能的なセンサーだから狂わない。 よく、好き嫌いなんかで仕事はできないって 言う人がいるんですけど、私はこう言うんです。 「皆さんは好きな学校へ行ったでしょう? 好きなクラブ活動をして、好きな会社に入って、 好きな人と結婚するはずなのに、 なんで仕事だけ損得で考えるの」 って。学生の時に成績優秀だった人は勉強が 好きだったから頭がいいって言われたんですね。 簡単です。 社会に出たら自分の仕事を好きになればいい。 うちにはそのための工夫がたくさんありますが、 ご褒美制度はその一つ。 だから目指しているのは 日本一楽しい会社をつくることなんです。 町工場や中小企業では、社長と社員が使ってやっている、 働いてやっているという関係だったらダメになってしまう。 うちはお互いがファンクラブ。 私は社員のことが大好きだし、社員も私を好いてくれている。 だから相手のために頑張れるんです。 働くという字は、人が動くと書きますよね。 でも、人ってなかなか動かない。 なぜなら動くには重い力が加わるから。 働くっていうのは傍を楽にさせることですよ。 自分がしてほしいと思ったことを先に相手にする。 そうするとツキも手元にやってくるんです。 |
2013.04.15 |
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