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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.186b

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一語履歴 vol.188
特攻で散った 188a失敗のすすめ 188b誓願 188c思いやりの心
一語履歴 vol.187
運命的な出会い 187a凡事徹底 187b次代を読む 187c普段の...~一度
一語履歴 vol.186
足りない 186a天が味方 186b登呂遺跡 186c土光敏夫の母
一語履歴 vol.185
人生を照らす 185a人生をひらく 185b心に響く 185c能力の差
一語履歴 vol.184
唾液と健康 184a本を読む 184b魔法の言葉 184c子ガンジー
一語履歴 vol.183
坂村真民 183a古典の輪読会 183b銀座久兵衛 183c理想の教師像
一語履歴 vol.182
がんの神様へ 182a童話に 182b心の目が 182c長く発展する会社
一語履歴 vol.181
生きる...~一人前と 181a一筋の道 181b折れない心 181c鉄は...~師に
登呂遺跡が日本人に残したもの
                大塚 初重(考古学者)

戦後、夢を失いかけていた日本人に夢とロマンを与えてくれた
遺跡の大発掘がありました。
教科書にも必ず出てくる あの登呂遺跡です。

指示されたところを掘っていくと、
木の杭が次々と出てくるんですよ。

でも最初はまさかそれが
2,000年前の杭とは思わないわけだけど、
どうやら弥生人が遺した
住居の周りに打ち込んでいた木だ
ということが分かってくる。

我われの先祖が、
静岡平野の一角で山から
伐り出してきた木を
打ち割って細かい杭にして、
それを住居の周りの壁に営々と
打ち込んでいたものを掘っているとね、
だんだん涙がこぼれてきた。
  
──涙が。

日本は戦争に負けたんだけど、
遠い昔からこの地に
我われ日本人が住んでいて、
その跡をいま自分たちの手で
掘り出しているんだという感動は、
お金とか食べ物とかってことと関係なく、
心が綺麗に洗われるような思いでした。

──遺跡の発掘が夢を
  与えてくれたわけですね。

実際、登呂遺跡の発掘というのは
戦後日本における最初の大発掘でね。

昭和22年の7月13日に発掘が始まって、
翌月6日には皇太子殿下が
現場に来られているんですよ。

そうしたら皇太子殿下が
見に行かれたというので、
今度は代議士たちも
10何名で見学に来ましてね。

その後も歌人の佐佐木信綱先生とか
有名な作家さんをはじめ、
全国から見学者が次々と
発掘現場に訪れたんです。

──それはすごいですね。

だからこんな遺跡、他にはないですよ。

そういう意味で登呂遺跡の発掘が
日本人の心に触れたというか、
敗戦国日本に生き甲斐を
与えたのではないかと
いまでも思っているんです。

それに国民全体がこれから
どうやって生きていけばいいのか
という時期に、東京の各大学が合同して、
食い物も十分にない中で
学生たちがすきっ腹で懸命に
掘っているということが、随分と
国民に感動を与えたようですね。
 
2016.02.02

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