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一語履歴WORD vol.674a


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紙の本の読書は五感に訴ったえてくる 674a夢がカラーになって見えるまで
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「百戦百敗」 672a人間は幸せにしかなれない
一語履歴 vol.671
『武士道』
夢がカラーになって見えるまで

「働き方改革」が盛んに叫ばれています。
しかし、いまや日本の世界競争力は31位、調査会社のデータによると、
熱意を持って意欲的に働く日本人は僅か5%にすぎないといいます。

どうすれば皆が生き生きと働き、日本経済を復活させることができるのか――
京セラとJALで稲盛和夫氏の側近として長年仕えた大田嘉仁さんと
一橋大学ビジネススクール客員教授の名和高司さんにの対談

〈大田〉
稲盛さんの労働観の根底には
「労働は尊いもの」という哲学があります。
仕事を通じて自分を高め、
社会に貢献することこそが
真の「働きがい」をもたらす、と。

なぜこうした考えになったのか、
それは青少年期の経験が大きかったと思います。
まず13歳という多感な時期に
結核を患い死に直面し、
旧制中学を二度も不合格になっています。

その後も希望した大学には進学できず、
何とか就職できた会社は給料が
毎月遅配する赤字会社でした。
会社を辞めたいけれど
兄から反対されて転職もできない。

二進(にっち)も三進(さっち)もいかぬ状況下で、
与えられた仕事を好きになる以外に
道はないと悟られます。

ところが、仕方なく仕事に
前向きに打ち込むようになると、
素晴らしい結果が出るようになり、
仕事が面白くなった。
するとさらによい成果が表れる。
そこで、考え方や熱意次第で人生は
変わることを実感されました。

こうした経験を経て、

「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」

という有名な成功方程式が誕生したんです。

〈名和〉
この方程式はいつ頃できあがったのでしょうか?

〈大田〉
ご本人は子供の頃から
そう考えていたとおっしゃっています。

確固たるものとして明文化されたのは、
赤字会社での辛酸を嘗めて1959年、
27歳で京都セラミック(現・京セラ)を
創業した頃だと思います。

〈名和〉
私もこの「成功方程式」が大好きで、
稲盛さんには怒られるかもしれませんが、
勝手に3つの言葉に置き換えています。

考え方をパーパス(志)、熱意をパッション、
能力をポテンシャルとして、
「三つのP」と呼んでいます。

稲盛さんの考え方に基づくと、
パーパスはマイナス100から
プラス100まであって、
そのパーパスを推進する力がパッション。
最後のポテンシャルは真剣に
打ち込むうちに後からついてくるといいます。

ですから、能力がないのは言い訳にならない。
この考え方に大変勇気づけられてきました。

〈大田〉
稲盛さんは「成功方程式」の中で、
考え方と熱意が特に大事だと繰り返されています。
私が稲盛さんを心から尊敬するのは、

「人間の心は弱いものだから、
常に磨き高め続けなければいけない」

と、ご自身が誰よりも実践されている点です。

〈名和〉
稲盛哲学は仏教の影響なども受けているので、
背筋が伸びるような言葉が多いんですけど、
よくよく拝見していると
その教えはシンプルですよね。
そして、明るさの重要性を
協調されている言葉が多い気がします。

例えば、
夢を描く際、
その夢がカラーになって見えるまで、
徹底的に思い描くことが大事だと。

「楽観的に構想し、
 悲観的に計画し、
 楽観的に実行する」

という言葉も有名ですね。

〈大田〉
そうですね。稲盛さんの秘書を
務めることになった際に、
稲盛さんから渡されたメモには、
人生には明るさが大事だと繰り返し書かれていて、
それをいまも持ち歩いています。

2022.07.11

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