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理不尽を飲み込む力 共に日本一を制した 東海大相模高校硬式野球部の門馬敬治監督と、 東福岡高校バレーボール部の藤元聡一監督の対談 (藤元) 苦しい時ほど人間の本性が出るという話は本当ですね。 僕はこれを性根と言っているのですが、 苦しい場面に出くわした時に、逃げる者、 投げ出す者、嘘をつく者、人のせいにする者、 グッと堪える者、いろいろですが、 グッと堪えながらも周囲に対する慮りができてこそ 周囲を感化できるし、 そういう立ち居振る舞いができる人間を中心に チームの絆が生まれてくるように思うんです。 僕は練習を通してこの積極的忍耐心を育てることを とても大切にしているのですが、 そのために僕自身がトラブルメーカーとなって 部員の前に壁として立ちはだかっていきます。 (門馬) 先生が壁となって立ちはだかる? (藤元) 人間は自分の理解を超えると理不尽に感じるものだと思います。 また、人は"頭で理解"し、 "心で納得"するものだとも思っています。 例えば、練習中、僕に何を言われているのか 頭では理解できるけど何となく腑に落ちない、 納得できないという子がいるとしますよね。 逆に頭ではよく分からないけど、 おやじの言うことだからやるしかないかと 自分に言い聞かせてやり切る子がいます。 どちらの子が最終的に伸びるかというと 間違いなく後者なんです。 この"理不尽を飲み込む力"も 非常に大事な力の一つと考えています。 なので僕は苦しい場面をつくる時、 あえて言葉で説明することはしません。 苦しい場面を乗り越えるのに 言葉で多く説明してあげないといけない選手は、 心の距離が遠い子であるように思います。 それはバレーボールに限ったことではないと思います。 社会の大海原に出ると、 学生時代とは比べものにならないくらいの厳しさ、 理不尽な出来事が待ち受けています。 その意味でも僕のスタイルはそのための よきリハーサルになるのではないかと考えているんです。 |
2021.07.09 |
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