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自分の体の声をよく聴く 科学者の立場から生命の神秘の解明に生涯を尽くしてきた故・村上和雄さんと 漢方医として年間一万人の患者と向き合っている桜井竜生さんのお話。 (村上) 健康に関心の高い方が多いと思うんですが、 桜井先生は健康を保つために大事なことは何だとお考えですか。 (桜井) まずご理解いただきたいのが、 全員に効く健康法というのはないということです。 その上で大事なことは、 自分の体をよく観察することではないでしょうか。 単純に季節が変わって涼しくなった、寒くなった、 厚着しなければと感じることを「自覚」するだけでもだいぶ違います。 そして、最近ストレスを感じているなと思えば、 ストレスを解消する工夫をする。 睡眠不足を感じるなら、 上司に多少不義理をしても早く帰宅して寝ることです。 体というのは、 病気になる前に必ず何らかのサインを発しているはずですから、 自分の体の声をよく聴くことが大切です。 (村上) そのサインを見逃して無理を続けていると、 病気になってしまうわけですね。 (桜井) はい。未病を通り越して本当の病気になってしまいます。 漢方の何がいいかというと、 自分の体の変化を感じる訓練になるんです。 いまの食欲はどうか、体が冷えていないか、 体重はどうかと、普段なら何も考えずに 放置してしまう変化を意識することで、 センサーが働くようになるんです。 ですから漢方というのは、 薬効以上にセンサーを発達させる効果が大きいと思うんです。 最近では、人の体が思った以上に 季節とか時代に影響されていることを感じるようになりました。 |
2021.06.16 |
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