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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.108

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一語履歴 vol.110
なぜ... 110a一輪の椿... 110b成功の反対... 110cその姿は...
一語履歴 vol.109
強味... 109a心の反映... 109b本物の食... 109c史上初5連覇...
一語履歴 vol.108
奇跡の復興... 108a夢を実現... 108b伸びる人の条件...
一語履歴 vol.107
芸道一筋... 107a他人を... 107b腰骨を... 107c先繰り機転...
一語履歴 vol.106
求める心が... 106a感動分岐点... 106b若者よ...
一語履歴 vol.105
明日また... 105aひとりの少女... 105b伸びる人間... 105c一所に懸命...
一語履歴 vol.104
人間力を... 104a中川一政 104b桜となれ... 104c徳を以て...
一語履歴 vol.103
海上自衛隊... 103aこの瞬間... 103b食べたいもの... 103c解釈を変える
一語履歴 vol.102
選手が自立... 102a一燈園 102bヒットアイデア 102c涙の種はいつか...
一語履歴 vol.101
成長の糧... 101aギリギリまで... 101b人間関係の力... 101c運を...
奇跡の復興を可能にしたもの
         
2020年は東京で2度目となる
オリンピック・パラリンピックが開催されます。
前回は1964年、 いまから50年前のことです。
この年は、東海道新幹線が開通した年でもあります。

戦争で全国各地が焦土と化し、 働きの担い手である多くの若い男性が命を落とし、
さらにはエネルギー資源のない日本が、戦後たったの19年で新幹線を走らせ、
オリンピックを開催するまでに復興した。

万事入精は古より日本人のDNAとして
連綿と受け継がれてきた資質のように思われる。

あらゆる事物に精緻を極めようとする
日本文化のありようは、その発露ともいえよう。

もう随分前のことになるが、
ヤナセの創業者・梁瀬次郎さんから聞いた話がある。

梁瀬さんは戦後の復興を担って
総理大臣を務めた吉田茂氏と親しかった。

ある時、吉田氏が言ったという。

「日本は戦争で全土が焦土と化した。
 その日本が僅かな期間で目覚ましい復興を遂げた。
 なぜだと思うか。

 資源など全くない日本が
 なぜこんなにも早く復興できたのか。
 日本には一つだけだが、
 貴重な資源があったからだ。

 それは日本人の勤勉性という資源だ」

梁瀬さんは膝を打って共感した。

勤勉性は万事入精と同義である。
何事も疎かにせず、懸命に取り組む。

一億国民の勤勉性、即ち万事入精の精神が
日本の驚異的な復興の基であったことを
私たちは肝に銘じたい。

『安岡正篤一日一言』に
「傳家寶(でんかほう)」と題する一文がある。
その一節。

 事の前に在りては怠惰(たいだ)
 事に当っては疎忽(そこつ)
 事の後に於ては安逸(あんいつ)
 是れ百事成らざる所以なり

大事なことがあるのに
準備もしないで怠けている。

実行の場面ではいい加減で軽率。

終わったら何の反省もせず、
ああやれやれと気を緩めてしまう。

こんなことを繰り返していては何事も成功しない、
という戒めである。

この教えを噛みしめたい。

事の前にあっては準備万端、
事に当たっては全心全力、
事の後は必ず反省・検証する。

私たちはこの姿勢を忘れてはなるまい。
 
2014.08.21

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