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『道元一日一言』 仏道をならう (01.06) 仏道をならうというは、 自己をならうなり。 自己をならうというは、 自己をわするるなり。 自己をわするるというは、 万法に証せらるるなり。 『正法眼蔵』「現成公案」 【訳】 仏道を学ぶというのは、 真実の自分を明らかにすることである。 真実の自分を明らかにするとは、 自己を忘れることである。 自己を忘れるとは、 自分にとらわれた自分は 本来なかったということを覚ることである。 自己を完全に忘れると、 万法が真実の自分であることがつまり、 自他の枠組みの執着がなくなったことが 明らかとなる。 玉は琢磨によりて器となる (01.30) 玉は琢磨によりて器となる。 人は練磨によりて仁となる。 何の玉か、はじめより光有らん。 誰人か初心より利なる。 必ずみがくべし。 須く練るべし。 自ら卑下して学道をゆるくする事なかれ。 『正法眼蔵随聞記』巻五 【訳】 玉は磨いて初めて見事な器となる。 人は練磨によって有徳な人となる。 どんな玉でも初めから輝く光はもたない。 どのような人であっても初めから優れてはいない。 必ず切磋し、練磨せよ。 自らを卑下して仏道を学ぶことを 怠けてはならぬ。 |
2020.04.11 |
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