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今日一日は笑顔でいよう 462a坂村真民一日一詩 462b道元一日一言
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今日一日は笑顔でいよう

鎌倉円覚寺管長である横田南嶺先生の「禅語に学ぶ」

最近、知人の和尚ががんで亡くなった。
私よりも二歳上だったので、まだ還暦を前にしての死であった。
京都大学を出て、在家から発心して僧となって
修行された本格的な禅僧であった。
私如きが講師を務める研修会などにも熱心に参加して下さっていた。
3年前には、共に坂村真民記念館を訪ねて、
重信川から真民先生が拝まれたのと同じ日の出を仰いだこともあった。

がんが見つかったのは、その年の暮れであったと聞く。
スキルス性胃がん、既に転移も認められ、
手術も出来ない、そのまま何もしなければ
3、4か月という宣告を受けたという。

病院のベッドで夜中一人坐禅をして、思ったそうだ、
「もう長くないのか。諸行無常とはこういうことだったのか。
やっぱりお釈迦さまは本当のことを言ってるな。
しかたがない。明日のことはわからない。
でも、今は生きてる。これは絶対間違いない。
じゃあ、この今日をどう生きるか」と。

その時、心に浮んだのは、私の言葉だったという。

「明日はどうなるかわからないけれど今日一日は笑顔でいよう。
つらいことは多いけれど今日一日は明るい心でいよう。
いやなこともあるけれど今日一日は優しい言葉をかけていこう」
の言葉を思い起こし、一切比べることはやめようと決意された。

元気な頃と比べない、まわりの人とも比べない、
今日一日、今を精一杯生きることに決めたのだ。

2020.04.11

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