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一語履歴WORD vol.216a

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一語履歴 vol.214
運命を切りひらく 214aやっぱりお母さん 214b柔の道で
一語履歴 vol.213
一流シェフを唸らせるみかん 213a自分を育てるのは自分
一語履歴 vol.212
途上国のビジネス 212a髪の毛一本 212b旧敵に「師」と仰がれる
一語履歴 vol.211
私が子供にできること 211a目指したもの 211b松下幸之助の経営哲学
師に足元を照らしていただき
仏師の出発点に立てた
               江里 康慧(仏師)

大仏師・江里康慧さんは、師匠から「仏像を造る意識を捨てよ」
と教わったそうです。

──師匠からは、どのようなことを
  教わりましたか。

師匠の松久朋琳先生は
その頃、60代でしたが、
京都を代表する大仏師とは思えないほど
本当に穏やかな人で、
厳しく叱られたという記憶はありません。

弟子としてお仕えした3年間は、
朝から晩まで
ひたすら制作三昧の日々でしたが、
だからといって、彫り方をいちいち
手ほどきしてくださるわけでは
ありません。

師匠の仕草や何気ない言葉を受け止めて、
自分で努力して成長するしかないのです。

こいつは人間や技がどう変わっただろうか、
と見られている厳しさと緊張感は
常にありましたね。
  
──人間的な成長を
  重視していらっしゃったのですか。

その頃の私は、仏教を学ぶことや
人格を磨くことなど意識することなく
生きていましたが、
そんな私に対する戒めもあったのか、
師匠は常々

「仏師は美術家であってはいけない」

とおっしゃっていました。
 
鎌倉時代以前の古い仏像を見て
心を揺さぶられ、惹きつけられるのは、
仏師がそれを命じた人の願いを
しっかり受け止めて
形にしていったからなんですね。

技術だけに頼って
立派な仏像を造ろうと思っても
絶対に造れるものではない。

理屈では現代の技術なら
古典を超える作品が生まれても
おかしくないはずなのに、
その崇高さを表現するのは
容易ではないわけです。

師匠は、

「造るという意識を捨てよ。
 仏は木の中に既におわします。
 仏師はその周囲にへばりついた
 余分なものを取り去るだけだ」

ともおっしゃっていました。
 
2016.08.16

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