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      次代に輝く住まいを創る

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〒971-8134 福島県いわき市鹿島町飯田字八合22

一語履歴WORD vol.215

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松下幸之助さんは、利益というものについて...
国内トップシェアを誇る
寒天メーカーの伊那食品工業。

☆ いい会社の条件 ☆

井上 修(伊那食品工業社長)
   ×
上甲 晃(志ネットワーク「青年塾」代表)

【上甲】
それともう一つ、
伊那食品工業の特徴を挙げると、
「いい会社をつくりましょう」
という社是にありますよね。

【井上】
はい。マニュアルや目標数字のある
会社は世の中にたくさんありますが、
何よりも大切なのは
社是であると考えています。

ですから、我われは成長の
数値目標は掲げていません。

売り上げや利益を伸ばすことを
目指すのではなく、社員一人ひとりが
能力をフルに発揮し、人として
成長していくことを目指しているんです。

もちろん会社ですから、
利益が出なければ
経営は成り立ちません。

しかし、売り上げや利益を
伸ばすことを第一の目的にすると、
社員の幸せが二の次になり、
人件費や福利厚生費を抑え、
社員旅行や懇親会を
中止するようになる。

これでは会社が正しい方向に
進んでいかないと思います。

ですから、単に売り上げや
利益といった経営上の数字が
いいというだけではなく、
社員やお客様、お取引先様、
地域社会の皆様など、会社を
取り巻くすべての人々が、
日常会話の中で「いい会社だね」
と言ってくださるような
会社を目指しているんです。

【上甲】
その具体的な取り組みの一つが、
朝の清掃活動ですね。

3万坪もあるかんてんぱぱガーデンは
いつ訪れてもゴミが落ちていない。

【井上】
このかんてんぱぱガーデンは、
会社というのは働く社員や
訪れる方々が安心して憩える空間である、
というコンセプトのもと、
自生しているアカマツを一本でも多く
残るように工夫してつくられたんです。

本社やR&Dセンターの他に、
お客様がご利用いただける
会議室や多目的ホール、レストラン、
ショップ、健康パビリオン
などが設置されています。

現在年間35万人もの方々が
訪れるんですが、私たちの一日は
ここの掃除から始まります。

自主的に始業前に出勤し、
竹ぼうきや草かきを持って
あちこちに散っていくんです。

特に当番や担当場所が
決まっているわけでもなく、
社員一人ひとりが考え、必要だと
思う場所を毎朝掃除しています。

会社や周りの環境がいつも綺麗だと、
働いている社員自身が
イキイキしますし、お越しになる
お客様も清々しい気持ちになる。

こういうことが結果として
企業や商品のイメージアップに繋がり、
ひいては会社を永続することに
寄与するのではないでしょうか。
 
2016/08/14

かつて月面宙返りで世界を熱狂させた
体操の金メダリスト、塚原光男さん。

☆ 極限のプレッシャーとの闘い ☆

塚原 光男(塚原体操センター社長)
     ×
村上 和雄(筑波大学名誉教授)

【村上】
現役時代はツカハラ跳びや
月面宙返りなど、たくさんの
新しい技を生み出されましたね。

【塚原】
人のできないことを
やってみたいというのが
体操を始めたきっかけでしたからね。

とにかく新しい技をやるのが
楽しくてしょうがなくて、
いろいろ挑戦したら結果的に
大会で優勝したという感じでした。

ですから体育館にいる時間は
僕は一番長かったと思います。

【村上】
二十世紀を代表する科学者である
アインシュタインも、
人から天才と言われると、

「いや、私は天才ではありません。
 好奇心が強いだけです」

と答えたそうです。

塚原さんの体操への打ち込みようは、
まさにこのコメントに
通ずるものがありますね。

【塚原】
よく「大変だったでしょう」
なんて言われましたが、
別に大変でもなんでもないんです。

自分はそれを
楽しんでいるわけだから(笑)。

遊びのように夢中にやっている中から、
ふっと画期的な技が出てくるんです。

それがツカハラ跳びだったし、
月面宙返りだったということです。

技術の進歩が著しいので、
いまは中学生でも
やるんですけれどもね(笑)。

だけど当時は僕しかできませんでした。

結構練習しましたよ、
直前まで一所懸命に。

ミュンヘンオリンピックの
一年半くらい前から特訓を始めて、
国内予選ではずっと着地が
上手くいかなかったんですが、
本番では団体でも個人でも
9・90という高得点をマークできました。

あれほど決まったのは本番だけでした。

【村上】
本番で一番いい演技を
決めるというのは本当に凄いですね。

【塚原】
それはもうたくさん
練習しましたからね。

あの瞬間のために何年も
準備を重ねてきた結果です。

【村上】
研究の世界は失敗しても
やり直しがきくんですよ。

しかしオリンピックは4年に一度しか
チャンスが巡ってきませんから、
まさにその瞬間に最高の力が
出なければなりませんね。

極限状態のようなプレッシャーは、
どのようにして克服されたのですか。

【塚原】
これは競技者にとって
一番大きな命題です。

それが分かっていれば
誰でも成功するんですが、
やっぱり分からない。

結局、失敗する時というのは、
技術的な欠陥がどこかにあります。

本当のプレッシャーがかかっても
ズレない技術力と、それを支える
筋力があるかというのが一つ。

もう一つはメンタルの面ですけれども、
どんな試合でもプレッシャー
というのはかかってきます。

これはもう避けることは
できないんですね。

心臓なんかバクバク
しながらやっていますよ。

そういう中でも演技できるように
準備をしっかりやっていくんです。

ですから自分の理想像を常に
イメージして、何度も練習を
してそれに近づけていく。

あえてプレッシャーを
かけてやってみたり、
同じ技を何十回も繰り返したりして、
本番のプレッシャーの中でも
演技できる準備を何度も
何度も何度も重ねていくんです。

それでも結果は運命に委ねるしかない。

それは怖いですよね。

最後の最後は本当に分からないから、
見事決まった時には
感謝しちゃいますよ。

ありがとうございますって。
 
2016/08/14
浄土真宗の僧であり、
篤志面接院の西端春枝さんは、
一燈園の三上和志さんから聞いた
病に冒され、余命幾ばくもない
ある少年の話。

☆ 恩を送る生き方 ☆

西端 春枝(真宗大谷派淨信寺副住職)

三上先生は警察関係の病院に招かれて
入院中の人々や職員に話をされました。

院長室に戻ると、院長がお礼を述べた後に、

「実は、余命十日の十八歳の
 卯一という少年がいます。
 不幸な環境で育ったこともあり、
 暴言を吐き、皆に嫌われています。
 しかも開放性の結核なので、
 一人隔離されて病室にいるのですが、
 せめて先ほどのようなお話を
 十分でも二十分でも
 してやってもらえませんか」

とお願いされました。
二人は少年の部屋に入ります。
院長はマスクにガウンの完全防御、
三上先生は粗末な作務衣のままです。

卯一は、院長が

「気分はどうか」

と声を掛けても

「うるせえ」

と地の底からの声を出し
相手にしようとしません。

二人が諦めて部屋を出ようとした時、
卯一と三上先生の目が合うんですね。
その目は、燃えるような人恋しい、
孤独のどん底にいる目でした。

先生は病気が感染することを覚悟で、
卯一を一晩看病させてほしいと頼みます。
 
三上先生は荒れ狂っていた
卯一をなだめながら、
骨と皮ばかりになった足を
さすり始めました。

やがて卯一は
自分が生まれる前に父親が逃げたこと、
母親は産後すぐに亡くなったこと、
神社で寝ては賽銭を盗んで食い繋ぐ生活を
続けてきたことなどを話し始めるんです。

そして、一晩中足をさすり続ける先生に

「おっさんの手、
 お母さんみたいやな」

と言うんですね。

そのうちに
粥を食わせてくれるよう頼みます。
生ぬるいお粥さんが
梅干しと一緒に置かれている。

幾匙か口にした後、卯一は言うんです。

「もうええ。おっさんもお腹空いたやろ。
 俺の残り食うてくれ」と。

しかし、結核患者が口にしたものです。

先生は

「一晩くらい食べなくてもいい」

「そんな言わんと食うてくれ」

「いい、いい」

「おっさん、食えや」

「私はお腹が空いていない」
 
次第に卯一の声の調子が
変わっていくんですね。

「親切そうにしているけど、
 おまえの真心はほんまか」と。
 
2016/08/12

バナースペース

展示場 櫛田建設株式会社

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