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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.639a


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魂の高貴さと高い技術があれば舞台は光り輝く

劇団四季の俳優として活躍する石波義人さん。
61歳で劇団四季に入団、
『美女と野獣』のキャストとして活躍していた頃、大きな壁に直面します。

(石波)
オーディションに合格したことを機に
劇団四季に移籍したのは2010年、61歳の時です。
その年から『美女と野獣』のキャストに入り、
既に200ステージ以上に出演していた2013年のある日、
劇団創立者の浅利慶太さんが稽古を見に来られました。

私のデュエットを聴かれるなり、「歌じゃないな」と一刀両断。
劇団の廊下には大きな文字で
「歌は音程とリズムを正確に」と書かれているのですが、
私は音程やリズムが多少崩れても、
役の心情が表現できればいいと思っていたところがあり、
浅利さんはそこを見逃さなかったわけです。

夜遅くまで個室にこもり、
ピアノの音を聞きながら音程を合わせて歌う練習に励みました。
翌日の稽古にも浅利さんがいらして、
目の前で歌うとこうおっしゃいました。

「前半はよくなったな。でも、後半は全然ダメだ。
石波君にはお引き取り願ってもらったほうがいいだろう」

最初はその意味が分からなかったのですが、
劇団の方に「石波さん、契約解除ということです」
と言われ愕然としました。

家族に言えるはずもなく、
翌朝、劇団に出かける振りをして人気のない公園に行き、
できなかった後半部分をただひたすら練習しました。
寒い冬の時期でしたが、
次の日もまた次の日も黙々と練習に明け暮れました。

そして6日目、思いがけない展開が起こります。
劇団の方から
「浅利先生が舞台稽古を再度行うとおっしゃっているので、
 札幌に来てください」
と電話が入りました。
翌朝一番の飛行機で向かうと、
そこには数十名の俳優が集められており、
すぐ舞台稽古が始まりました。

「石波、よくなったな」
浅利さんのひと言で私は再びキャストに選ばれ、
そこから40日も出演することになったのです。
「慣れだれ崩れ=去れ」
「劇場が貧しくとも装置が貧しくとも、
俳優の魂の高貴さと高い技術があれば、舞台は光り輝く」

浅利さんは本当に厳しい方でしたが、
俳優としてプロとして、そして一人の人間として
大切なことを学ばせていただきました。

2022.02.22

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