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天下は取れんぞ 松下幸之助が貫きとおした「誠」の経営 【上甲】 松下幸之助も常に本気の人でした。 松下政経塾をつくった1年目、松下幸之助は 86歳でしたけど塾に来た時は一晩泊まり込み、 ものすごい迫力で塾生たちを指導していました。 入塾式の日は、風邪をひいて 出席できるかどうか分からない状況でした。 それでも出席し、 「今日は死んでもいいという覚悟で来た」 と挨拶しています。 こんなエピソードもあります。 一期生には町の電気屋で実習をしてもらいました。 松下電器にとっては当たり前の研修内容ですけど、 塾生たちの中には大反対し、 「政治家を目指しているのに なぜ電気屋で研修する必要があるのか」 と食ってかかる人もいたほどです。 ある塾生は電気屋のご主人とトラブルになり、 自分は悪くないのでもう電気屋には行かないと言い張りました。 その時に松下幸之助はこう叱ったんです。 「君な、相手が5歳の子供でも、 自分に95%の正当性があっても、 5%の非があったら、土下座をして 謝れるような人間でなかったら、天下は取れんぞ」と。 その塾生はすぐに、電気屋に飛んで行ったそうです。 私は直接その場には立ち会っていませんが、 こうした激しいやり取りから、松下幸之助の本気度が窺えます。 |
2021.12.10 |
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