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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.623


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たびだちのとき 630a逆を考えて
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自分の力が足りないのだ 624a徳のレンガを積む人生
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天下は取れんぞ 623a当たり前であること自体が大変な奇跡
一語履歴 vol.622
心の才能を伸ばす 622a倒れたままでいること
一語履歴 vol.621
社会に還元する場所 621a若い時の苦は楽の種
天下は取れんぞ

松下幸之助が貫きとおした「誠」の経営

【上甲】
松下幸之助も常に本気の人でした。
松下政経塾をつくった1年目、松下幸之助は
86歳でしたけど塾に来た時は一晩泊まり込み、
ものすごい迫力で塾生たちを指導していました。

入塾式の日は、風邪をひいて
出席できるかどうか分からない状況でした。

それでも出席し、
「今日は死んでもいいという覚悟で来た」
と挨拶しています。

こんなエピソードもあります。
一期生には町の電気屋で実習をしてもらいました。

松下電器にとっては当たり前の研修内容ですけど、
塾生たちの中には大反対し、

「政治家を目指しているのに
 なぜ電気屋で研修する必要があるのか」

と食ってかかる人もいたほどです。
ある塾生は電気屋のご主人とトラブルになり、
自分は悪くないのでもう電気屋には行かないと言い張りました。
その時に松下幸之助はこう叱ったんです。

「君な、相手が5歳の子供でも、
 自分に95%の正当性があっても、
 5%の非があったら、土下座をして
 謝れるような人間でなかったら、天下は取れんぞ」と。

その塾生はすぐに、電気屋に飛んで行ったそうです。
私は直接その場には立ち会っていませんが、
こうした激しいやり取りから、松下幸之助の本気度が窺えます。

2021.12.10

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