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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.623


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やししく生きる...~瞽女(ごぜ)...
文学博士・鈴木秀子先生のあるご夫婦話

(鈴木)
私たちが生きていくことは一見、当たり前のように思えますが、
何気ない出来事でもそこに心を留めて気づきを深めていけば、
大切な知恵を得ることができます。

反対に欲に振り回されていると、
何気ない出来事の中に秘められた知恵に気づくことなく、
生きることの意味を見失ってしまいます。
日常から得られる知恵は、
人をアッと言わせる魔術よりも
ずっと素晴らしく尊いものなのです。

最近、一人の中年の女性から長文のお手紙をいただきました。
その方は離れた場所に住むお母様を、
少し前に亡くされたのですが、
お父様が「妻にああしてあげればよかった、
こうしてあげればよかった。
自分は生きている価値がない」
と悔やんでばかりいて、
それを聞くとお父様を支えようという
気力すらなくなるという内容です。

手紙の最後には
「父親はすべてを否定的に考え、いくら励ましても耳に入らない。
このままだと夫や子供との関係まで駄目になってしまうから、
まず自分の家族を大切にすることを考えたい」
と書かれていました。

私はその決断に賛成ですが、
彼女によるとお父様はお母様が元気な頃から、
「ありがとう」「よかったね」という
ポジティブな言葉を口にする習慣がなく、
自分を世話してくれる人がいなくなったいま、
すべてが否定的な言葉に変わったというのです。

当たり前であることの素晴らしさや価値は、
それを失って初めて気づくといわれています。
当たり前であるそのこと自体が、
大変な奇跡なのです。

そうであるとしたならば、
元気な時から相手のいい面を見つけて、
温かい言葉をかける訓練が大切になってきます。
少し照れくさく感じるとしても、
その訓練を続けることは
その人の人生を豊かに導いてくれます。

もちろん人間ですから、
時には激しく怒りたくなる時や落ち込む時もあるでしょう。
それでも「自分なんか駄目」という
マイナスの感情に心を奪われることなく、
その体験の中にある意味やプラスの要素を
感じ取っていくことです。
私たちの人生で、意味のない出来事は何一つとしてありません。
2021/12/16
松下幸之助が貫きとおした「誠」の経営

【上甲】
松下幸之助も常に本気の人でした。
松下政経塾をつくった1年目、松下幸之助は
86歳でしたけど塾に来た時は一晩泊まり込み、
ものすごい迫力で塾生たちを指導していました。

入塾式の日は、風邪をひいて
出席できるかどうか分からない状況でした。

それでも出席し、
「今日は死んでもいいという覚悟で来た」
と挨拶しています。

こんなエピソードもあります。
一期生には町の電気屋で実習をしてもらいました。

松下電器にとっては当たり前の研修内容ですけど、
塾生たちの中には大反対し、

「政治家を目指しているのに
 なぜ電気屋で研修する必要があるのか」

と食ってかかる人もいたほどです。
ある塾生は電気屋のご主人とトラブルになり、
自分は悪くないのでもう電気屋には行かないと言い張りました。
その時に松下幸之助はこう叱ったんです。

「君な、相手が5歳の子供でも、
 自分に95%の正当性があっても、
 5%の非があったら、土下座をして
 謝れるような人間でなかったら、天下は取れんぞ」と。

その塾生はすぐに、電気屋に飛んで行ったそうです。
私は直接その場には立ち会っていませんが、
こうした激しいやり取りから、松下幸之助の本気度が窺えます。
2021/12/10

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