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よい顔をつくる法則 藤木相元(嘉祥流観相学会導主) まず、いい脳をつくるには、 やっぱりいい顔、楽しい顔をすること、 その根本はホラを吹くということです。 ホラとはドリームのことを指し、 夢を持つ人間はいい顔をしている。 しかし逆に、 脳がアンラッキーな思考をしていると、 顔もアンラッキーになる。 例えば、何か失敗をした時に、 「しまった」と思ったら、アンラッキーな顔に。 結果はどうあれ、「楽しい」と思ったら、 気分が高揚して顔に光が入る。 要するに顔はすべて脳が作用する。 逆に、脳も顔から刺激を受ける。 明るい、いい顔をして鏡に向かっていれば、 脳がどんどん磨かれていきます。 【記者:互いに連関しているのですね】 もう、おんなじことなんです。 脳相一致と言いましてね。 両方が一致している、と。 脳科学の力によって、額から目から眉から 耳から口からすべて分析ができるし、 これらのことはすべて脳が作用しているんですよ。 そしてその脳は最初、お母さんのお腹の中でできる。 人は十か月間、母親の胎内で育ちますが、 生まれると間もなく笑みを見せますよね。 あれは脳が笑っているんです。 お母さんのお腹の中でできた脳。 ここから脳は出発している。 【記者:胎児の時から脳はすでに育っているのですね】 えぇ。そして三歳になったら、 三つ子の魂といわれるように、自分は自分だ、 という猛烈な我ができるわけです。 あれが欲しい、これを買え、 買ってもらうまで帰らないと言い出す。 自己主張と自己発見、要するに我というもの。 この時期に親が一つでもつまらんことを口にしたら、 将来その子は大物になれません。 例えば 「うちの父ちゃんは甲斐性がないから、 私たちは貧乏してるのよ」 と口にする。 その瞬間、子供はげっそりして将来を見失う。 そこで必要になるのが、ホラです。 お母さんが 「いまは辛抱しなさい。 おまえが十歳になったら、 父ちゃんがデパートごと買うと言ってたよ」 って。 これがホラだということは、 三歳の子供には分かりませんから。 後々、物心がついてくると、 あぁ、お母さんは自分をそうやって宥めてくれたんだと、 十歳にもなれば分別ができるようになり、 そして母親のことまで尊敬するようになります。 |
2013.10.11 |
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