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時は金なり 天は自ら助くるものを助く 結婚前は両目を大きく見開いて相手を見よ、 結婚したら片目を閉じよ などの格言で知られる ベンジャミン・フランクリン(1705~1790年)は、 一介の印刷工からスタートし、 著述家、慈善事業家、発明家、政治家、外交官など、 多岐にわたる活躍をしたのち、 米国の「独立宣言」の起草に関わったことから、 「アメリカ建国の父」と呼ばれた 18世紀の米国を代表する立志伝中の人物です。 また、フランクリンが残した『フランクリン自伝』は 明治維新後の日本でも広く読まれ、 日本人にもなじみの深い人物として知られます。 その自伝の中に、 世界でも広く知られた「13の徳目」があります。 《フランクリンの13徳目》 1、節制 頭が鈍るほど食べないこと。 酔って浮かれ出すほど飲まないこと。 2、沈黙 他人または自分自身の利益にならないことはしゃべらないこと。 つまらぬ話は避けること 3、規律 自分の持ちものはすべて置く場所を決めておくこと。 自分の仕事はそれぞれ時間を決めてやること。 4、決断 やるべきことを実行する決心をすること。 決心したことは必ず実行すること。 5、節約 他人または自分のためにならないことに金を使わないこと。 6、勤勉 時間を無駄にしないこと。 有益な仕事に常に従事すること。 必要のない行為はすべて切り捨てること。 7、誠実 策略を用いて人を傷つけないこと。 悪意を持たず、公正な判断を下すこと。 発言する際も同様。 8、正義 他人の利益を損なったり、与えるべきものを与えないで、 他人に損害を及ぼさないこと。 9、中庸 両極端を避けること。 激怒するに値する屈辱をたとえ受けたにせよ、 一歩その手前でこらえて激怒は抑えること。 10、清潔 身体、衣服、住居の不潔を黙認しないこと。 11、平静 小さなこと、つまり、日常茶飯事や、 避けがたい出来事で心を乱さないこと。 12、純潔 性の営みは健康、または子孫のためにのみこれを行って、 決してそれにふけって頭の働きを鈍らせたり、 身体を衰弱させたり、 自分自身、または他人の平和な生活や信用を損なわないこと。 13、謙遜 キリストとソクラテスに見習うこと。 フランクリンは、 これらの徳目を習慣化するために、 手帳に表をつくって、 各徳目についての達成度を点検したそうです。 例えば、 最初の週は1番目の徳目の「節制」に意識を集中し、 「節制」に関することは、 どんな些細な失敗にも目を光らせて、 夕方になると1日の過ちを黒点で記録していったといいます。 1週間で「節制」に黒点がなければこの徳目は達成。 それを確認した上で、次の週は2つ目の「沈黙」の徳目に移る。 できないことを「一気に」「すべて」行うのではなく、 「着実に」「一つずつ」習慣化していくというところに、 フランクリンの工夫が見られます。 |
2013.10.11 |
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