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積小為大 『二宮翁夜話』(福住正兄) 翁のことばに、大きな事をしたいと思えば、 小さな事を怠らず勤めるがよい。 小が積って大となるからだ。 およそ小人の常として、大きな事を望んで小さな事を怠り、 できにくいことに気をもんで、できやすいことを勤めない。 それゆえ、ついに大きな事をしとげられない。 それは、大は小の積んで大となることを知らないからだ。 たとえば、百万石の米といっても粒が大きいわけではない。 一万町歩の田を耕すのも、一くわずつの手わざでできる。 千里の道も一歩ずつ歩いて行きつくのだし、 山を作るにも一もっこの土を重ねてゆくのだ。 この道理をはっきりわきまえて、 精を出して小さな事を勤めてゆけば、 大きな事は必ずできあがる。 小さな事をいい加減にする者は、 大きな事は決してできぬものだ。 |
2020.07.21 |
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