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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.360

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一語履歴 vol.360
問題が解決しない考え方
一語履歴 vol.359
人間には無限の可能性と無限の成長がある
一語履歴 vol.358
皆自分にとってかけがえのない人たち
一語履歴 vol.357
日本酒「獺祭 」
一語履歴 vol.356
動機善なりや
一語履歴 vol.355
「耐えること」の大切さ
一語履歴 vol.354
続けていくと風格というものができてくる
一語履歴 vol.353
奥さんの料理を 353a僕の声を 353b父親のための 353cパスカルに
一語履歴 vol.352
人間が浅はか 352a逝きし世の面影 352b意志の範囲 352c自分が人間
一語履歴 vol.351
受け止められる 351a日々の試練 351b深山の桜 351c最大の試練
問題が解決しない考え方
        岸良裕司(ゴールドラット・コンサルティング日本代表)
         
岸良氏の京セラ在籍時 稲盛和夫さんは
「私にもできるのだから皆にもできる」
と常日頃語っていた。

だが、僕は新入社員の頃、
自分が稲盛さんのような凄い人になれるとは
到底思えなかった。

でもある時、稲盛さんのような
偉大な人が存在しているからには、
必ず何かの理由があるはずだと考えるようになった。

要するに「あの人だからできる」という考え方を
やめたのである。

「あの人だからできる」と定義すると、
学びがそこで止まってしまうからだ。

大好きだった京セラを飛び出したのは43歳。

現在様々な赤字企業や問題を抱えた
組織の経営コンサルティングをさせてもらっている。

相談の中身はそれぞれに異なるが、
何か問題があって、ずっと解決しない時には
必ず一つの共通した症状がある。

それは“人のせいにする”ということだ。

「あそこの会社は力があるから」
「うちには人材がいないから」といったように
「○○のせいだ」という言葉が必ずどこかに出ている。

いつも僕は同じ質問をする。


「人のせいにして問題は解決しますか」


世界中の誰に尋ねても
「しない」と口を揃えて答える。

にもかかわらず、我われは人のせいにしがちで、
その結果、問題を放置してしまう。

見方を変えれば、その症状があったとしたら、
そこに改善のチャンスがあるということだ。

稲盛さんは講話の中で

「宇宙は常に進化発展している。
そこに心を委ねるならば、
 京セラも未来永劫発展する」

と我われに語られた。

僕も曲がりなりに50年以上の人生を生きてきて、
確かにそうではないかと思う。

世の中は良き方向へ向かっている。

それなのに、その妨げになるものがあるとすれば、
それは我われの持つ最も非生産的で 問題が解決しない考え方

「人のせいにする」

ということではないだろうか。

かつての僕がそうだったように、
自分の思うような仕事や部署に就けず、
悶々としている人は少なくないだろう。

だが仕事というものは
「自分がいたら助かる」という部分を
見つけるところから始まるのだと思う。

そしてそれは必ず見つけられる。
職場には必ず困っていることがあるからだ。

会社が自分を雇ってくれた理由とは何か。
それを自らに問うところに
きっと新しい扉が開かれている。
 
2019.06.29

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