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松下流の人材育成の方法は、 ナショナルショップ店などの後継者を教育する 「松下幸之助商学院」という学校に行くとよく分かります。 この学校の教育方針の1つが「凡事徹底」です。 これは整理・整頓・清潔・清掃・躾の「5S」に始まり、 道を歩く時はポケットに手を入れない、 靴を脱いだら真っ直ぐ揃えるといった、 日頃の身の回りのことをきちんと行う習慣を身につけさせることで、 人を育てていくという考え方です。 また、この習慣づけは、 経営を成り立たせる上で何よりも大切な精神、 正直さ、真面目さ、愚直さといった精神を涵養することにも繋がってきます。 京セラの第二代社長を務めた伊藤謙介さんも 平凡なことを徹底させることの大切さを説いています。 伊藤さんは工場に行くとまずトイレのスリッパを見るといいます。 スリッパが綺麗に並んでいるなら問題ないが、 乱れ始めたら何か問題がある。スリッパを揃えることもできない、 心の余裕がない状態ではもっと大事なことができていない可能性があると言うのです。 そして、もう一つの教育方針が「覿面(てきめん)注意」です。 これは凡事ができていない人に、すぐその場で厳しく注意をする、叱る。 実際、幸之助さんはかなり厳しく人を叱っていました。 松下電器に入社し、その後三洋電機の設立に参画して 同社の副社長まで務めた後藤清一氏は、 幸之助さんに叱られた時の体験を『叱り叱られの記』で次のように記しています。 「すぐ来いッ。晩の10時ごろ。親類の人となにやら話をしておられたが、 私の姿を見るなり、人前もかまわず、こてんぱんに怒鳴られる。 見かねて親類の人もとめに入るが、それでやめるお人ではない。 部屋の真ん中でストーブが赤々と燃えている。 火カキ棒で、そのストーブをバンバン叩きながら、説教される。 ガンガン叩くので、その火カキ棒がひん曲がる。 フト、それに気づいた大将は、ぬっとつき出す。 〝これを真っすぐにしてから帰れッ〟あたるべからずの勢い。 ついに私は貧血を起こして倒れてしまった」 すさまじい叱り方ですが、 幸之助さんは特に優秀な人には大きなことではなく 小さなことで叱ったといいます。 幸之助さん自身、 「小事にとらわれて大事を忘れてはならないが、 小さな失敗は厳しく叱り大きな失敗に対しては むしろこれを発展の糧として研究していくということも、 一面では必要ではないかと思う」という言葉を残しておられますが、 これは「小事は大事」という考えに基づいています。 合理的な判断への戒めです。 よい大学を出た頭のよい人というのは合理的に物事を考えがちですが、 得てして本筋だけ外さなければよいと、 小さなことを無視してしまいがちです。 幸之助さんは、小事が積もり積もることによって 組織は弱体化していくことに気づいておられたのでしょう。 |
2019/05/27 |
●「自信や心の余裕がない状態では、 どれだけフィジカルやスキルを持っていても試合で力を発揮できない」 (帝京大学ラグビー部監督・岩出雅之) ●「『一球同心』をスローガンに掲げているんですが、 自分のためではなく、誰かのためにという思いで心が一つになれば、 負けにくいチームがつくられる」 (大阪桐蔭高等学校硬式野球部監督・西谷浩一) ●「諦めない限り成功か成長しかない。勇気を出して覚悟を決め、 動き出してチャレンジすることで訪れるチャンスがたくさんある」 (画家/詩人・河村武明) ●「想像と創造という言葉が、 同じ発音であることは決して偶然ではありません。 人間は想像すると創造できる力を神様から与えられているのでしょう。 その想像が色つきになるくらい強くイメージすれば、 潜在意識に刻まれ、やがて実現していくのです」 (画家/詩人・河村武明) ●「いま自分の足もとを見つめたら、健康であること、家族がおること、 仲間がおること、自分がどれだけ恵まれているかということに気づくはずです。 そのことに気づいたら、今度は与える側に回ってほしい。 すべては自分がいまいる場所やからな。脚下からすべては始まると思うてます」 (よろず相談研究所所長・玄 秀盛) ●「僕は心の中に磨きたい〝石〟がある。それを野球を通じて輝かせたい」 (元メジャーリーガー・イチロー) ●「過去に困難なこと、辛いことを乗り越えた人ほど、 未来への一歩を踏み出すことができる」 (前侍ジャパン代表監督・小久保裕紀) ●「打撃練習でも、7割くらいの力でバッティングをしている選手は絶対に伸びません。 そうではなく、来た球をどれだけ強く振って遠くに飛ばすか。 百の力を出し続け、一球一球を真剣に打つ選手は間違いなく成長していく。 ですから、いま私は若いプロの選手たちに 『計算するな。出し切れ』と伝えているのです」 (前侍ジャパン代表監督・小久保裕紀) |
2019/05/23 |
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