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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.347

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音読などを取り入れた陰山メソッドで知られる
陰山英男先生。

NHK Eテレ『にほんごであそぼ』の総合指導などを
務める齋藤孝先生。

【齋藤】

私の経験からしても、やはり音読はいいですね。

以前子供たちを二百人くらい集めて音読する、
といったことをよくやっていましたが、
先生が先導する復唱方式でやった場合、
『坊っちゃん』は一冊通しで
六時間くらいで音読できます。

この時、大切なのは先生のリズムに合わせることで、
意味の纏まりごとにイントネーションを
つけながら読むと、意味がよく伝わるんです。

学力はバラバラでも、
音読ができると子供たちは
誰でも自信を持つようになります。

優れた教育法として、
音読がなぜ江戸時代から伝わってきのか。
そのことの意味を改めて考えさせられますね。

例えば、宮澤賢治の『永訣の朝』にしても、
音読をして解説をして、
また音読をして解説をする。

そうやって七、八回音読を繰り返すと、
子供たちは次第に暗誦できるようになります。

最終的に大事なのは
自然に暗誦してしまうまで導いてあげることで、
無理矢理知識を詰め込む教育法とは違って、
最も弊害が少なくていいのではないかと考えています。

【陰山】

いや、いま齋藤先生は七回、八回と
おっしゃったじゃないですか。

さすがに現場を踏んでいらっしゃるなと
とても感心しました。

僕の経験から考えても、
力が出る反復回数はやはり七回からなんです。

結果を出している教師は皆、
口を揃えたかのように「七回」と言います。

三回、四回、五回の反復ではまず結果が出せない。

【齋藤】

一時間あれば、七回は反復できますよね。
『平家物語』の「那須与一」でも
「敦盛の最期」でもいいのですが、
状況を説明した後に読んで、
また読んでということを一時間繰り返すと、
子供たちは次第にその日本語に慣れてきて
「この言葉はかっこいい」などと感じるようになります。

音読の後で

「現代語訳と原文と、どちらが日本語としていいか、
 好きなほうに手を挙げて」

と聞くと、百%原文なんです。
それが日本語の格の違いということなのかもしれませんね。

徹底練習は七回、八回とやり続けた時に、
ようやく染み込んでくるわけですが、反対に
「確信を持ってそこまでやらなくては身につかない」
という言い方もできるでしょう。

【陰山】

反復は中途半端にやるから嫌われるんですよ。
反復のよさを体感する前に、
子供たちから「まだやるの?」と言われて
教師はそこでやめてしまう。

反復学習に悪いイメージがついてしまう。

しかし、成果が出るのは、
ただの反復ではなく徹底反復、
具体的には七回以上繰り返した後なんです。

【齋藤】

武道にも、稽古を反復することで
質が変化するという考えがありますね。

生クリームは最初は液体です。

ところが、材料の液体を掻き混ぜていると、
それが突然固体に変わる。

これは永遠に液体なんじゃないかと思っても
根気強く混ぜ続けていると、
ある瞬間に生クリームになるんですね。

音読も武道もこれと同じで、
質的な変化を起こそうと思ったら、
量的な反復がどうしても必要なんです。

第一、「必ず生クリームになる」と
確信を持ってやっていないと、
やってられないですよね(笑)。

【陰山】

僕も言っています。
「信じる者は救われる」って(笑)。

いま齋藤先生がおっしゃった
「続けていると突然変わる」というのは、
ものすごく重要なポイントで、
僕はこれを「突き抜け」と言っています。

「百ます計算」でも「音読ドリル」でも、
「この子は無理だな」と思っていた子が、
ある日、パーンと弾けたように
できるようになるんです。

そこまではその子の可能性や
自分の指導を信じるしかないわけですが、
ありがたいことに
ご利益は生きている間に出ますから(笑)。

【齋藤】

徹底反復で無意識でそれができるようになると、
他のことに意識が使えるようになります。

つまり、注意深くなってミスが減るんですね。

スポーツで言えば徹底反復していない人は
目の前のボールだけに目を奪われて周りが見えず、
試合ではボロ負けしてしまう。

いまの教科書は、現在の子供たちの能力を
もってすると簡単すぎて徹底反復には
堪えられないというのが私の率直な感想です。

昭和三十年代、四十年代と違って
いまの子供たちは、いろいろな言語を吸収して
小学校に上がるわけですから、
中身のない文章ばかりでは、
子供たちを軽く見ているとしか思えません。

どの教科書も文字数が知れていて、
その気になったら数時間あれば
一冊を覚えてしまいます。

練習メニューのレベルが低いと、
先生方もどうしてもレベルの低い
教え方になってしまう。
 
2019/05/10
ラグビー全国大学選手権で
前人未到の九連覇を果たした帝京大学ラグビー部。
史上初となる2度目の甲子園春夏連覇を
成し遂げた大阪桐蔭高等学校硬式野球部。

毎年選手が入れ替わる中で、
常に現状の戦力から出発し、
選手を育てチームを
日本一へと導いてこられたお二人。

【西谷】

十連覇がかかった今年一月の全国大学選手権では、
惜しくも準決勝で敗退してしまいましたね。

【岩出】

全国大会で九年勝たせていただいて、
逆に今年は敗戦で終わりましたけど、
ここでもう一度、いい準備をしなきゃいけないという
教訓を学んだと思います。

これまで勝利からもたくさんのことを学んできましたが、
敗戦でしか学べない部分、
不足している部分を気づかせていただきました。

僕自身、そこをしっかり見つめましたし、
次の戦いに向けて課題をどうクリアしていくかを
選手たちと考え、そのための活動を
一つひとつ始めているところです。

もちろん選手たちが敗戦を大切な経験だと思えるには
時間がかかるでしょう。

そういう意味で、敗戦直後の選手たち、
特に卒業する四年生には、
「急がずにゆっくりと自分を調えながら、
振り返ってみたらどうだ」という話をしました。

中には無理をして自分の気持ちを
押し殺している選手もいましたので、
「九年間多くのチームの涙を見てきたんだから、
きょうは思いっきり泣いていい。
そして次は笑えるように、
この悔しさを大切にして前を向いて挑戦してほしい」と。

だから、いまチームの雰囲気は意外に明るいんです。
敗戦のショックとかネガティブなものはなく、
新しいエネルギーが湧き出ているような感じがします。

【西谷】

特にどんなことに力を注がれていますか?

【岩出】

チームカルチャーを
もう一度しっかり育てていくことです。

九年間皆で醸成してきたつもりだったのですが、
世の中も変わり、その影響を受けている
学生たちも変わっていく中で、
どこを変えてどこを変えないかということを
押さえながら、チーム全体がさらに伸びるようにする。

チームカルチャーを土や根に譬えて、
皆で体を使い、汗をかいて、
いい栄養を含んだ土を耕し、
それを吸収できる立派な根を一人ひとりが持とうと。

細かなことを挙げればたくさんあるんですけど、
我われコーチングスタッフが
学生たちに教え過ぎていないか。

彼ら自身が悩み苦しみながら
答えを見つけていくアプローチができているか。

あるいは学生たちも、
チームの中で先輩が見せるべき姿や
後輩への関わり方ができているか。

無理な課題に挑戦して挫折するのではなく、
最適なレベルの課題に挑戦し、
ちゃんとやり切れているか。

そういったことをお互いに向き合いながら、
もう一度見直しています。

ですから、三月は練習時間を
大幅にディスカッションに割きました。

【西谷】

技術よりも考え方の部分を重点的に。

【岩出】

はい。成果に結びつくアクション、
行動を生むためにはマインドセット、
正しい考え方を身につけることが必要です。

ただそれだけでは不十分で、
やる気のもとになるエネルギーも
高めなければなりません。

逆に、エネルギーやマインドセットを抜きに
いきなりアクションを求めてもダメ。


この「エネルギー、マインドセット、アクション」
という三段階を我われコーチングスタッフも
選手たちも理解して、急がずに
余裕を持ちながら取り組んでいます。
2019/05/09

バナースペース

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