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考えながら読まなければ意味がない 本を読むことの大切さを強調されている 柳井さんですが、当初は松下幸之助翁の本には、 あまり共感できなかったと話されています。 ところが会社規模が大きくなったことで、 一転、深く共感できるようになりました。 【柳井】 本を読むことはすごく大事です。 優れた先人はたくさんいますから、 本を通じてその考え方を学ぶことです。 僕ほど世界の経営者に話を聞きに行った人はいないと思いますよ。 いま一番進んでいる経営者のところへ伺って、 あなたはどのように経営をなさっているのですかと尋ね、 その人の本を読む。それがすごく大事だと僕は思います。 ただ、若い頃に初めて松下幸之助さんの本を読んだ時は、 綺麗事を言っていると思ってあまり共感できなかったんです。 【岡田】 最初は松下さんの本に共感できなかった。 【柳井】 ところが会社がある程度の規模になってくると、 事業というのは自分一人でやっているのではなく、 価値観や人格が違う人間が一つの方向を目指して 心を一つにしてやっていかなければならないことを 実感するようになりました。 それにはやはり万人が納得できる綺麗事を、 綺麗事と言わずに本気で実践していかなければ 事業はうまくいかないと。それが分かってからは、 松下さんの本に深く共感できるようになりました。 本を読むことは、 その人と対話することだと僕は思うんですよ。 自分だったらどうするのか。 この人は本当はこう考えているのではないか。 そんなふうに、自分の経験に照らして 考えながら読まなければ意味がないと思います。 |
2020.12.15 |
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