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共に語り合ったことで 東京オリンピックにて、 4位入賞を果たしたアーティスティックスイミング、 金メダルを獲得した女子ソフトボール。それぞれのチームを率いてきた 井村雅代さんと宇津木麗華さん (宇津木) 何かあった時、 嫌だなと思ったら顔に出してとも伝えています。 上野なんかは結構あるんですけど、 言葉にならなくても「えっ」と態度で出してくれたら、 私がちゃんと気づいて変えるようにしています。 (井村) それはすごく大事ですね。 日本人って変に我慢するでしょう? 納得していないのに何も言わずに黙って従う。 私は中国代表コーチとして戦っていた時、 中国の選手たちがすごく大好きだったんです。 なぜかといえば彼女たちは 嫌なことは嫌とはっきりと主張するから。 練習方法で意見が分かれた時には、 彼女たちの主張と私の方法を両方試して、 私のほうがいいと納得すると、 その後はぐちぐち言わずに従いますよ。 (宇津木) 顔に出したり、意見を述べてくれれば、 解決しますから。 (井村) そう。一緒に考えられる。 私はいま、日本の絶対的エース・乾友紀子のソロの コーチを担当していますが、 彼女も言葉に出してきちんと主張ができますね。 (宇津木) 私が2016年に全日本の監督に再就任した後、 最初に行ったのも選手たちに発言させることでした。 ミーティングで私が話した後、 「何かある?」と聞いても誰も何も言わない。 皆喋れないんですね。 そこで毎回テーマを決めて、 自分の意見を2~5分で述べてもらう 訓練をしていました。 その結果、東京オリンピック直前の合宿では 私が質問した瞬間に皆が手を挙げるようになりました。 「何のため、誰のためにソフトボールをやるのか」 といった深いテーマについて共に語り合ったことで、 お互いの気持ちがより一つになっていったと思います。 |
2022.03.07 |
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