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違う意見が盆の上にのればのるほど真理に近付いていく 「シリコンバレーの1か月は深セン(中国)の1週間」 という言葉があるように、世界のハイテク産業は 欧米からアジアへと大きく変化し始めています。 そんな中、独自の存在感を示しているのが 中東のイスラエルです。 イスラエルはこれといった資源のない四国ほどの面積の国土に わずか880万人(2017年)の国民が住む小さな国ですが、 実は世界の名だたるハイテク企業が軒を連ねて 大規模な研究拠点を持っているイノベーション国家でもあります。 この地上に義(ただ)しい者は一人もいない(伝道の書7章20) ——これがユダヤ教の根本的な思想です。 イスラエルなどのユダヤ社会では、 「誰でも(自分も)どこか間違っている」ということを前提に、 答えを限定せず、どんどん議論を重ねていきます。 教科書やマニュアルに書かれたことを絶対的なものとし、 ただ一つの「正しい答え」を求めるわれわれ日本人とは、 大きな違いでしょう。 実際に、ユダヤ経典の集大成とされる『タルムード』でさえ、 本文と併記して、後世の学者の見解や詳細な注釈が加えられており、 いまでも原典に新たにページを糊付けしていく形で、 内容が付加されていっています。 そのため、目上の人や教師の言うことでも鵜呑みにはせず、 徹底的に自分の主張を述べるので、 とにかく議論は激しいものになります。 ただし、意見を述べる権利があるのは、 人と違う考えを持っている時だけ。 つまり「違う意見が盆の上にのればのるほど、 真理に近付いていく」という考え方なのです。 |
2019.10.21 |
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