本文へスキップ

      次代に輝く住まいを創る

TEL. 0246-65-2311

〒979-0154 福島県いわき市沼部町鹿野43

一語履歴WORD vol.327a

過去の一語履歴を見ることが出来ます。

一語履歴 HOME
⇦前 一語履歴 次⇨ 
一語履歴 vol.330
学問の目的 330a運がいい... 330b何のために 330cまず夢を
一語履歴 vol.329
素読は 329a一言一涙 329b誰にも負けない 329cお坊さんの後ろ姿
一語履歴 vol.328
棒切れ 328aお客さんに 328bもう懲りた 328c言志四録
一語履歴 vol.327
いましかない 327aおはよう 327b目の前 327c人として
一語履歴 vol.326
心の師となれ 326a大器晩成 326bへこたれるものか 326c作曲家の意図
一語履歴 vol.325
商品開発 325a共に学ぶ 325b大切な良薬 325c無常観
一語履歴 vol.324
成長できない 324aJALの奇跡 324b快GOツアー 324c叱って
一語履歴 vol.323
先人の知恵 323a人も運も 323b三鏡 323c恒久平和を 323dそばに居る
一語履歴 vol.322
自分の思い 322a喧嘩だけはするな 322b才幹に優先 322c言葉には意味
一語履歴 vol.321
韓非子 321a脳の動きが 321b読書が人を 321c先賢の箴言
おはよう ありがとう

フランス系のカトリックの学校では、
かつて「おはようございます」という代わりに
「ごきげんよう」と挨拶する習慣がありました。

フランスでは、いつも機嫌よくしていることが
大事な社会的マナーとして定着しているのです。

上機嫌に振る舞おうとすることは、
その人にとって大きな力となります。
試しにどんなに疲れていても、
ニッコリ微笑むことを心掛けてみてください。
沈んでいたエネルギーが自ずと高まって、
周囲の見方が変わり、皆いい人に変わっていくことでしょう。


私の親しい方のお母さまが100歳で亡くなりました。

最後の3年間は、ある大病院で過ごされていましたが、
認知症が進み、はっきり口にできるのは
朝晩の挨拶と「ありがとう」という言葉くらいでした。

このお祖母さまは病院のスタッフが病室に入ってくるたびに、
屈託のない笑顔で「ありがとう」と挨拶して頭を下げます。
最初は気に留めなかったスタッフも、しばらくすると
お祖母さまの笑顔を見ないではいられなくなりました。

朝出勤すると、机に荷物を置く前にまず
お祖母さまの病室を訪れて声を掛けます。

「おはよう、ありがとう」という声を聞いて
一日の仕事をスタートすることが日課になっていったのです。

そして、夕方、退勤する時も
お祖母さまから笑顔のエネルギーをもらい、
機嫌よく帰途につくようになりました。

それだけに、お祖母さまが天寿を全うした時、
スタッフは皆、深い悲しみを味わいました。

ある医師は

「朝夕、お祖母さまの病室に足を運んだので、お祖母さまの
 笑顔を見ないと一日の区切りがつかないくらいでした。
 疲れて帰宅しても、家族の前では機嫌よくしようと
 心を切り替える習慣が身についたのは、
 お祖母さまと3年間接していたおかげです。
 お祖母さまは私にとってとても大きな存在でした」

と話していたそうです。

お祖母さまは何か特別なことをやったわけではありません。
病室を訪れる人に「ありがとう」と笑顔で応じていただけです。

それだけでも、周囲の人は毎日会わずには
いられなくなってしまいました。
いつも上機嫌であることは、周囲にここまで力を与えるのです。
 
2019.01.05

バナースペース

櫛田建設株式会社

〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日