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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.666


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バット職人の名和民夫さんは、
イチローが使うバットの制作者として
知られています。

(名和)
バットづくりの師・久保田五十一に伴われ、
メジャーリーガーのイチロー選手のもとへ
挨拶に伺ったのは、
2007年のシーズンオフのことでした。

久保田は、現代の名工にも選出された
超一流のバット職人で、
イチロー選手からも絶大な信頼を寄せられていました。
私はその久保田から、
「今後は、この名和がイチローさんのバットを
つくらせていただきます」
と紹介されたのです。

イチロー選手は、
つくり手が替わることへの不安を明かしつつ、
「僕のバットをつくる時には、
相当な覚悟を持って臨んでください」
と、私の目を真っ直ぐに見ておっしゃったのです。

バッターボックスに入る時には、
ピッチャーとの勝負にすべてを注ぎ込みたい。
そのためにも、バットのことも含め
他の不安要素を一切排除したいというのが、
真剣勝負の世界に生きるイチロー選手の強い思いでした。

久保田の下で修業を始めて約15年。
ようやくバットづくりというものが
分かりかけてきたと思っていた私は、
イチロー選手の言葉に身の引き締まる思いがしました。

いまのレベルに甘んじていてはならない。
もっと自分を磨き、高めていかなければ。
そう決意を新たにした瞬間でした。

(中略)

2011年の東日本大震災の直後、
アメリカでキャンプに臨んでいたイチロー選手が、
バットの形を少し気にしているようだと
伝え聞いたことがありました。
確認してみると、グリップエンドの研磨が
僅かに粗くなっていることが分かりました。

これは直接お持ちしなければ。私はそう判断し、
すぐさま新しい試作品をつくると、
交通機関がまだ混乱する中を強行して
アメリカへ飛んだのです。

イチロー選手は私が訪ねてきたことに驚かれ、
「これなら大丈夫ですよ」
と大変喜んでくださいました。
ミズノの創業者・水野利八の生前の口癖は
「ええもんつくりなはれや」でした。
よいものをつくり続ければ、自ずと信用はついてくる。
久保田の下、この創業の精神に貫かれた会社で
仕事をさせていただいた幸運を、私は噛み締めています。

いまは一人で会社の看板を背負うのではなく、
チームでよいバットをつくり上げていく体制へと
方向転換しました。
培ってきた技術を共有して
後輩の成長を促すと共に、
私自身も後輩に学び、互いに切磋琢磨して
全体のレベルアップを図っているのです。

まだまだ若手には負けない。
もっともっとよいものをつくりたいと念じながら
日々バットに向き合っています。

かつて久保田を訪ねてきた引退選手が、
「生涯に一本だけ、久保田さんのバットの力で
打たせてもらったホームランがあるんですよ」と、
感謝の言葉を述べられたことがありました。
こんなつくり手冥利に尽きる言葉を
かけられるような仕事をしたい。
それが私の心からの願いです。
2022/06/04
世界に誇る日本の自動車メーカー・トヨタ自動車。
その技術職の最高ポストといわれる技監を、
実に11年間務めたのが林南八さん。

(――厳しい2人の師匠、大野耐一さんと
(大野さんの右腕だった)鈴村喜久男さんから
学ばれたことは何ですか?)

〈林〉
まず鈴村さんとのエピソードで忘れられないのは、
入社5年目の時のことです。
トヨタ生産方式の柱の1つに、
「異常があったら止まる、止める」
というのがあるんですが、
乗用車の組み立てを行うベルトコンベヤーで、
1か所頻繁に止まってしまう繋ぎ目があった。

鈴村さんがチョークで床に丸を描いて、
「林はここに立って見とれ」と。
何を見ればいいのかよく分からんまま半日立たされた。
鈴村さんが昼頃に来て、
「何か分かったか」と聞かれたので、
「分かりません」と答えたら、
「おまえな、節穴の開いた五寸板を拾ってこい!」と。

えらい剣幕で怒鳴るもんだから
板を探しに行こうとしたら、
「たわけ! 何も見抜けんやつは
節穴の開いた板と一緒だ。
しかし、おまえには給料がつく。
そのおまえの代わりに板立てとけ」と。

(――容赦のない言葉ですね。)

〈林〉
「くそぉー」と思って、そこからまた観察し、
夕方に「こういうことですか」と尋ねると、
「分かってるならなぜやらない。
晩のうちに直せ」とまた怒られた。
それで深夜2時頃まで一所懸命やってたら
設備保全の人が来て、
「仮眠室で寝てこい。
あとはこっちでやるから心配するな」と助けてくれた。

鈴村さんはよく

「目で見るな、足で見よ。
頭で考えるな、手で考えよ」

と言っていましたが、現場に行き、
自らの手で触って確認すると共に、
問題が起きたら「なぜ?」を5回繰り返して
真の原因を探すことの大事さ、
そして根気強く観察すれば知恵が出ることを、
身を以て学ぶことができました。
2022/06/04

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