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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.665


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いただいた、たった一度の人生を何に懸けるのか――。
日本を代表する尼僧・青山俊董老師が
若き日に選んだ人生の結論は、尼僧として仏法に生涯を捧げることでした。

〈青山〉
たった一度の命をどう生きるか。
結局はそのことに尽きるでしょうね。
選ぶ人生、授かりの人生という話をしましたが、
命というのはいま、いま、いまの連続です。
いまここを、いただいた命に相応しい生き方として選んでいく。
そのことで人間が磨かれ、
人間としての根が深まっていくと思います。
そして深まるほどに、
足らない自分というものに気づいていく。

何事も一所懸命に打ち込もうとする姿勢は
もちろん大事だと思いますが、
それだけではくたびれてしまいます。
しかし、生かされた命ということが
本当に分かってくれば、
自ずからそれに相応しい生き方を
しないではおれなくなる。
学ぶほどに足りない自分に気づけば、
限りなく学ばないではおれなくなる。

そうすれば学ばせていただくこと自体が
大きな喜びですわな。
「遊化(ゆけ)」という言葉がありますが、
私など毎日、知らなかった、足りなかった、
気づかせてもらえたと、その喜びばかりです(笑)。

(――人生が一度きりであることを強く自覚することが、
より人生を豊かにしてくれるということなのですね。)

〈青山〉
そう思います。人生は一度きり、
それをどう生きるかという自覚が生まれれば、
吉川英治さんが「我以外皆我が師」とおっしゃっているように、
よいことも悪いことも、自分の心次第で
すべて人生の根を養う材料にすることができます。
2022/05/28
北京五輪・男子スノーボード競技で金メダルを獲得した
平野歩夢選手を陰で支え続けた人がいます。
スノーボードハーフパイプ日本代表トレーナーの内田友来さん。

〈内田〉
2022年2月11日、
北京オリンピックスノーボード男子ハーフパイプ決勝。
過去2大会連続銀メダルの平野歩夢選手(23歳)が
同種目で日本初となる金メダルを獲得した瞬間、
現地の競技会場は歓喜の渦に包まれました。

隣に立っていたコーチも泣き崩れる中、
私はただただ安堵するばかりで、
感動を味わう余裕すらなかったというのが正直な心境です。

雪に覆われた半筒状のコースを滑ってジャンプし、
高さ5~6メートルの空中でトリックプレーを
連続で繰り出すこの種目は常に危険と隣り合わせ。
着地に失敗し、打撲・出血・骨折・内臓破裂で
救急搬送されることも珍しくない、
まさに命懸けのスポーツだと言って過言ではありません。

ハーフパイプ日本代表トレーナーの一員として
メディカルケアを担当する私にとり、
五輪期間中はとにかく選手が怪我をしないよう
マッサージや鍼灸などを施し、
手ぶらでは帰国させられないとの
心意気でサポートに徹しました。

大会が終わるまで本当に日々必死でしたが、
振り返ってみると、
貴重で有り難い経験をさせていただいたと
つくづく実感しています。

日本選手の中でも傑出していたのが
やはり平野選手です。
コロナ禍で一年延期になった東京オリンピックに、
彼はスケートボード日本代表として出場していたため、
北京五輪までスノーボードだけに
集中できる準備期間は僅か半年。
日本代表チームに合流したのは2021年12月でした。

そこから彼のケアを手掛けるようになったので、
短い期間の関わりですが、
私の目に映った平野選手の姿は
「努力の天才」だということです。

人が見ていない一人の時間も含めて黙々と努力している。
けれどもその姿を決してひけらかさない。
練習後の治療中に
「努力を人に見せるなんて格好悪いと思ってる」
と話してくれたことがあります。

北京五輪の1週間前にアメリカ・コロラド州で
最終合宿を行った時のこと。
普通は直前ともなれば、
どの選手も本番に向けてスローダウンして調整するにも拘わらず、
平野選手だけは凄まじい気魄で追い込みをしていました。

人類史上最高難度と称され、
彼以外に誰も成功したことのない超大技
「トリプルコーク1440」
(斜め軸に縦3回転、横1回転)を完璧に仕上げて
五輪の舞台に立つという
強い意志の表れだったと思います。
2022/05/28

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