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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.662


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「あんな人、顔も見たくない」。そう思うことは、誰にでもあります。
そのような感情が湧いてきた時、自分の心をどのように整えたらよいのでしょうか。

(鈴木)
田坂先生の本を読んでいて
とても感銘を受けた箇所があるんです。
それは「あんな人、顔も見たくない」と
思うような人に出会ったときには心を込めて
「有り難うございます」と、心の中で言ってみる。
すると人間関係がよくなっていくと。
まさに世の中を救う大切な教えだと思いました。

相手に向かって直接言うのは難しいとしても、
その人を生かしている奥に在る神様に向かって、
あるいはその人との出会いに何か意味を感じ取って
「有り難うございます」と言うことはできます。
それを続けていくと、
本当に状況は変わっていくそうですね。

(田坂)
はい。多くの人は、心で思ったことが
言葉として現われてくると思っていますが、
逆も真実であり、
語った言葉が心を変えていくこともあるのです。
それが「身心一如」の理と呼ばれるものです。

田坂塾でも
「嫌いな人に対して、どうしたら良いでしょうか」
といった質問を受けますが、
「嫌い」という感情を心で変えようとしても、
それは難しいのですね。
しかし、たとえ「あの人は嫌いだ」と思っていても、
その相手を心に思い浮かべ、
ただ「有り難うございます」という言葉を唱えるだけで、
不思議なほど、自分の心が変わり始め、
それを続けていくと、
徐々にその人間関係が良き方向に変わっていくのです。
2022/05/19
在りし日のマザー・テレサが過ごした最後の12年半、
日印を何度も行き来する中で、親交を深めてこられた一般社団法人
ピュア・ハート理事長の五十嵐薫さん。

(五十嵐)
私の人生の大きな転換となったのが、
インドに建設したレインボー・ホームでした。
ことの起こりは、マザー・テレサが
亡くなる4年ほど前に遡ります。

ある日本人の団体がマザー・テレサに会いに、
バングラデシュからマザー・ハウスにやって来ました。
残念ながら彼女は留守だったため、
代わりに私がマザー・テレサの施設を案内してあげたのです。

聞けば、彼らはバングラデシュで
親のない子供たちのお世話をしているとのこと。
いろいろと話を聞くうちに、
それこそ私がライフ・ワークとして
やりたかったことではないかという
気持ちが湧き上がってきたのです。
その思いは毎朝の祈りを通して
日増しに高まっていきました。
そしてある日のこと、
思い切って打ち明けました。

「マザーは貧しい人の中で
最も貧しい人たちを助けているけれども、
私はインドの親のない子供たちに
お母さんを与えるような家をつくりたいと思っています」

マザー・テレサは目を閉じて
数秒間沈黙したのち、私にこう問いかけました。

「あなたに私と同じことができますか」

いつも微笑みを湛えている時とは違い、
彼女はとても厳しい表情で私を見据えました。
私は即座に「世界中、誰だってできません」と答えました。

「そうでしょ。
私にだってあなたと同じことはできません。
人にはそれぞれ役割、ミッションがあります。
あなたは自分のやりたいと思うことをやりなさい。
しかし、祈りを忘れないこと。祈りなさい。
あなたの祈りが神に届いたら、
きっとその願いは叶うでしょう。
ただし、あなたがやるのではありません。
神がやられるのです」

それから私は毎日のように祈り続けました。
ところが祈ろうとすればするほど
雑念で心はザワつきます。
孤児の家をつくれば周囲から
褒められるのではないかなどという
不純な心が顔を出し、
祈りが祈りになりません。
それでも真剣に祈り続けると、
ある日、自分の心に響く声がありました。

「Make pure heart and I build.」

純粋な心をつくりなさい、
そうすれば私がつくろう――。

突然、私は肩の力がふっと抜けていく気がしました。

自分がつくろう、
つくろうと思っているうちは祈れない。
「つくる人は私ではない、見えない世界にいる」
と感じました。

私はマザー・テレサが言っていたように、
自分も天に身を委ねて一本の鉛筆になればいい。
与えられているものをすべて受け入れられたら、
もう迷わない。

そう意を決した瞬間、
内なる声が心にストーンと落ちたのでした。

そして日本に帰り、講演に招かれるたび、
出会う人に自分の夢を語っていきました。
そのうちに私の思いに賛同してくださる方
が次々と現れ、祈っていたら
いつの間にか孤児たちの家
「レインボー・ホーム」ができたのです。
2022/05/18

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