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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.492a

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一語履歴 vol.500
仕事の流儀 500a人としての根を養う
一語履歴 vol.499
自分と一つに 499a感動する似顔絵 499bだから、あんたが一番可愛い
一語履歴 vol.498
泥棒と悪口をいうのとどちらが悪いか 498a努力はきっと将来の選択肢を
一語履歴 vol.497
好きこそ物の 497a一流の人は普通の人 497b生き方の隠れた呼吸
一語履歴 vol.496
布団に入る前に 496a見て覚える 496b吉田松陰
一語履歴 vol.495
最大の試練に 495a真実の日本精神を 495b北斎の絵に向き合う姿勢
一語履歴 vol.494
技は常に磨かなくては 494aくれない族 494bこういう時こそ大きな視点
一語履歴 vol.493
常に自分で「習って高める」 493a中庸の精神で表した「令和」
一語履歴 vol.492
旅人の話 492a自分の考えで工夫しながらやっていい 492b『君が代』
一語履歴 vol.491
経験値も大切ですが 491a上手は下手の手本、下手は上手の手本なり
自分の考えで工夫しながらやっていい

狂言師で人間国宝の野村萬さん

(─お父様を超えたと感じられることはありますか。)

(野村) 
観客が見て判断されることであって自分では分かりません。
ただ、いつまでも親の後塵を拝していたんじゃ芸の伝承にはならないし、
またそれが父の考えだったことは確かだと思うんです。

いま思い返してみると、もしかしたら、
これは父からの免許皆伝だったかなと思った出来事がございました。

我が家にしかない『見物左衛門』という独り狂言がありましてね。
父が晩年の頃、「俺はこういう手順で演じたが、
おまえは自分の考えで工夫しながらやっていい」と言われたんです。
稽古でそんなことを言われたのは、これが最初で最後でした。
私は父のこの言葉を免許皆伝を許されたといまでも受け止めています。

芸というものは教えをきっちり守りながら、
時には自由さもなくてはいけない。
父の言葉から私はそういうことも感じました。

2020.08.21

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