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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.122b

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一語履歴 vol.130
プロは... 130a苦悩の中... 130b松下幸之助... 130c食こそが...
一語履歴 vol.129
最高の能力... 129a冷に耐え... 129b生徒の可能性... 129cビジネスで...
一語履歴 vol.128
やりたい... 128a相手の... 128b人生は... 128cリンカーン 128d目標...
一語履歴 vol.127
最高の感動 127a真の喜び... 127b患者の苦悩... 127c将らず...
一語履歴 vol.126
自分との闘い... 126a日本一の... 126b努力の... 126c勝ち続ける...
一語履歴 vol.125
厳寒の中... 125aどん底で... 125b伸びる人... 125c楽は苦のため...
一語履歴 vol.124
汗をかけ... 124aお天道様... 124bイノベーション... 124c真の恩返し...
一語履歴 vol.123
おやじの弁当 123a最強の... 123b可能性を... 123c日本人が...
一語履歴 vol.122
地味にコツコツ~宝と心得る 122a奇跡... 122bごめんなさいね...
一語履歴 vol.121
幸せは... 121a敵と思え... 121b勝運を... 121c遺伝子のスイッチ...
ごめんなさいね おかあさん
               山田康文

十五歳の重度脳性マヒの少年が、
その短い生涯の中でたった一篇、
命を絞るようにして書き残した詩である。
 
  ごめんなさいね おかあさん
  ごめんなさいね おかあさん
  ぼくが生まれて ごめんなさい

  ぼくを背負う かあさんの
  細いうなじに ぼくはいう
  ぼくさえ 生まれなかったら
  かあさんの しらがもなかったろうね

  大きくなった このぼくを
  背負って歩く 悲しさも
 「かたわな子だね」とふりかえる
  つめたい視線に 泣くことも
  ぼくさえ 生まれなかったら

  ありがとう おかあさん
  ありがとう おかあさん
  おかあさんが いるかぎり
  ぼくは生きていくのです
  脳性マヒを 生きていく

  やさしさこそが 大切で
  悲しさこそが 美しい
  そんな 人の生き方を
  教えてくれた おかあさん
  おかあさん
  あなたがそこに いるかぎり
 
 作者は山田康文くん。
 生まれた時から全身が不自由、口も利けない。
 通称やっちゃん。

 そのやっちゃんを養護学校の先生であった向野さんが抱きしめ、
 彼の言葉を全身で聞く。

 向野さんがいう言葉がやっちゃんのいいたい言葉だったら、
 やっちゃんがウインクでイエスのサイン。

 ノーの時は舌を出す。

 気の遠くなるような作業を経て、この詩は生まれた。
 そしてその二か月後、少年は亡くなった。

 自分を生み育ててくれた母親に報いたい。
 その思いがこの少年の人生のテーマだったといえる。

 短い生涯ながら少年は見事にそのテーマを生ききり、
 それを一篇の詩に結晶させて、逝った。

 生前、ひと言の言葉も発し得なかった少年が、
 生涯を懸けてうたいあげた命の絶唱。

 この詩が私たちに突きつけてくるものは重い。
 
2015.05.05
2015.01.09

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