過去の一語履歴を見ることが出来ます。
自分の才能の使い道 稲盛和夫 人は成功していきますと、つい、うぬぼれてしまいます。 俺には才能がある、俺は切れ者だ、 だから俺は成功したのだ、と。 そして、その才能を私物化するようになります。 そして、俺は会社の社長なのだから、 一億や二億の給料をもらっても 当然ではないかと考えるようになっていく。 ところが、そうではなかったのです。 創造主は私に才能を与えてくださった。 それは、それによって社会がうまくいくのだから、 私の才能を世のため人のために 使いなさいということで与えられたものなのです。 それを勘違いして、才能を自分のためにだけ使い、 自分だけがエンジョイしたのでは、 たまたま才能を与えられなかった 人たちはみじめになってしまいます。 才能がある人ない人、そして障害を持った人、 いろいろな人が世の中に生まれ出てきて、 その人たちが皆、世のため人のために 尽くすことによって社会が うまくいくようになっているのです。 それなのに、いくら才能があるからといって 自分の才能を全部自分のために 自由に使ったのでは、世の中は不幸になってしまいます。 才能を私物化してはいけないのです。 おそらく皆さんも、 経営の才能があって経営者となられたのでしょう。 そうであればこそ、その才能は従業員のために 使わなくてはいけません。 同時に、皆さんの会社を支えてくれる お客さんのために使わなくてはいけません。 そして、それでもまだ才能が余っているのなら、 地域社会に貢献をしなさい。 そのために、神様はあふれるような能力を 皆さんに与えたのです。 私はそういうふうに考えました。 それに気づいたのはだんだん会社が立派になって、 ともすれば、私も天狗になりそうな時期でした。 そのとき私は愕然としました。 そして、これは大変なことだ、 決して才能を私物化してはならないのだ、 と気を引き締めたのです。 |
2024.11.11 |
〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日