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成功の哲学 渡部昇一 ・運のいい人は、ものすごく苦労する道を選ぶ。 そして、失敗したら、その原因は自分にあると考える。 全部自分のせいにする。悪いことがあったら、 全部自分が至らなかったからだと考える。 ・元気と愉快というのは、 人生においてきわめて重要である。 仕事はとにかく常に元気で愉快にやる。 その気分が重要だということを われわれは意識すべきだと思う。 ・自分がどんな人間であるかは、他人には分からない。 それどころか、自分自身でも、 実際にやってみなければ何ができるかわからない。 自分の可能性を知るためには、ひらすら実行あるのみ。 人生はこれに尽きるといっていいであろう。 |
2020.06.19 |
皆にこういうふうな接し方をすればいいんだ 日本の能楽界を牽引する銕仙会棟梁の観世銕之丞さん。 しかし、若い頃の修業時代には能楽をやめてしまおうと思っていたそうです。 立ち直るきっかけとなったのは、 能楽師で人間国宝のお父様の鞄持ちをしてことになったといいます。 (観世) 転機が訪れたのは1978年、私が22歳の時でした。 一座を支えていた伯父の寿夫が、 53歳の若さで突然亡くなってしまったんです。 銕仙会は大きな団体ではありませんから、 トップが一人欠けるだけで人手が不足します。 それで私も無理矢理に実戦配備となり、 いろんな仕事がどんどん来るようになったんですね。 また、父も自分の仕事に加えて伯父の代役を しなければならなくなりました。 稽古だ、申し合わせ(リハーサル)だなんだと早朝に出掛け、 舞台を務め、関係者とお付き合いをして深夜に家に戻ってくる。 それから次の日の勉強をし、少し仮眠を取ったら再び家を出ていく……。 (――すさまじい激務です。) (観世) こんな生活をしていたら父は死んでしまうんじゃないか、 もし父がいなくなったら、長男の自分がこの一座を支え、 家族の面倒も見ていかなくてはいけない。 でもいまの生活能力のない自分にはとてもそんなことはできない。 そう考えた時、これは何とかしなければいけないと、 ようやく真剣になりましてね。 とにかくまずは父の助けになろうと思い、 スケジュールを調べて電車の切符をとったり、 宿を予約したり、鞄持ちを始めました。 すると、それまで怖いばかりで決してよい関係にはなかった父が、 「なぜ機嫌が悪くなるのか」「なぜ難しいことを言うのか」 「何をしてほしいのか」、分かるようになっていったんです。 (――お父様と呼吸が合っていった。) (観世) 同時に、父について回ることによって、 いろいろな面から父を支援してくれている人たち、 バックステージの人たちがいるからこそ、能舞台が成り立っている。 だから、「皆にこういうふうな接し方をすればいいんだ」 ということも次第に分かっていきました。 その頃からですよ、楽屋で自分の居場所のようなものができ、 能楽にも一所懸命向き合えるようになったのは。 |
2020.06.19 |
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