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読書尚友(どくしょしょうゆう) 尚友の原典は『孟子』(萬章章句下)に出てきます。 『孟子』萬章に謂(い)いて曰く 一郷の善士は、ここに一郷の善士を友とす 一国の善士は、ここに一国の善士を友とす 天下の善士は、ここに天下の善士を友とす 「天下の善士を友とするを以(もっ)て 未だ足らずと為すや、 又古(いにしえ)の人を尚論(しょうろん)す。 その詩を頌(しょう)し、その書を読むも その人を知らずして可ならんや。 是(ここ)を以てその世を論ず。 これ尚友なり、と」 天下の優れた人を友としても、 まだ満足のできない時には、 さらに昔にさかのぼって、 古の人を論究して友達とする。 吉田松陰はこの尚友論に感銘を受けたのでしょう。 「読書尚友」の言葉を作り、 甥の玉木彦介に 「読書尚友は君子のことなり」 の言葉を贈っています。 自らを立派にしようとする人物は読書を通じて 古の聖賢を友として学ばなければならないということです。 二宮尊徳について 尊徳の『二宮翁夜話』は 古来、多くの人に感動を与えてきた本です。 この夜話の中に 「予(われ)、不幸にして、 十四歳の時父に別れ、 十六歳のおり母に別れ、 所有の田地は洪水の為に流失し、 幼年の困窮(こんきゅう)艱難(かんなん)、実に心魂に徹し 骨髄(こつずい)に染み、今日猶(な)ほ忘るる事能(あた)はず。 何卒して世を救ひ国を富まし 憂(う)き瀬に沈む者を助けたく思いて勉強せしに 計らずも又、天保(てんぽう)両度の飢饉(ききん)に遭遇せり。 是において心魂を砕き、 身体を粉にして 弘(ひろ)くこの飢饉を救わんと勤めたり」 |
2019.08.16 |
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