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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.279c

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一語履歴 vol.280
飴と鞭の如き 280a教わる 280b眺望は人を養う
一語履歴 vol.279
見たこともない 279a絶対に 279b二宮尊徳 279c妄語せざる
一語履歴 vol.278
日本人は 278a心の中で葛藤 278b後ろ姿は 278cおなかが空いています
一語履歴 vol.277
坂村真民 277a断られても 277b素直な心 277cとらわれない
一語履歴 vol.276
知っている人 276a幅広い読書 276b対象の人の 276c人生はあなたに
一語履歴 vol.275
海は 275aにじり口 275b日本の詩歌 275c本心から湧き出る満足感
一語履歴 vol.274
仕事とは尊い遊び 274a人のご縁を 274bお尻のスイッチ 274c宝石を捨て
一語履歴 vol.273
永世中立 273a勉強って 273b中村天風先生 273c古代の心
一語履歴 vol.272
おまえ 272aどんなに苦しくても 272b世界一にも 272cみてござる
一語履歴 vol.271
おまえに任せて 271a幸福は 271b現代人が忘れた 271c森信三
妄語せざるより始まる
           森 俊博(日本空手協会国際理事/師範)

空手道一筋に歩んでこられた森俊博さん。
若くして頂点に立った森さんを支えたもの

稽古でコテンパンにやられるからには、当然、
大会に出ても協会の先輩と当たれば負けてしまう。

どうすれば自分は勝てるのか──。

稽古こそ休まなかったものの、悩みに悩んだ苦しい日々が続いた。

そんな中ふと気づいたのは、稽古に対する自分の甘さだった。

稽古が厳しいゆえに、
最後までやり切れるよう力の出し方を調整していたのだ。

時を同じくして、中国北宋時代の学者・司馬温公と
門人・劉安世との問答を知ったのはまさに天佑であった。

「人間が一生涯守るべき言葉があるなら教えてもらいたい」
と問う門人に対して、司馬温公は
「それは誠である。誠の一字こそは、
終生守っても、一つも間違いない」と答えた。

誠に至る方法を劉安世が重ねて問うと、
師は「妄語(もうご)せざるより始まる」、
つまり嘘をつくなと教えている。

空手の世界において嘘をつかないとはどういうことか。

自ら導き出した答えは、自分の持っている力を出し切って、
技と自分とが一体になることだった。

そのためには稽古の仕方をガラッと変え、
最初からぶっ倒れる覚悟で稽古に臨むしかないと思い至る。

その日を境に以前とは全く異なる辛い日々が続いた。
自分の納得がいく稽古ができるか。すべてはその一点にかかっていた。
他人との勝負ではなく、自分との闘いだった。

自分の限界に挑戦する稽古を続ける中、
半年も経たないうちに体に変化が出てきた。

全身の筋肉が鍛えられ、スピードと力が身についていたのだ。

昭和50年に行われた第4回全日本空手道選手権大会において、
並み居る先輩方を降して初優勝できたのも、厳しい稽古の賜物であろう。

特に決勝戦では、ふとした瞬間に
まばゆい光に包み込まれるという、不思議な体験もした。

相手のゆっくりとした動きに対して自然と体が反応し、
観客の歓声で我に返った時には既に私に軍配が上がっていたのだ。
 
2017.12.09

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