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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.832


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理想的な社会...  好きな言葉 人を追いなさい 生き方 最大のチャンス
一語履歴 vol.832
創業675年を誇る老舗の流儀 (川嶋英子)
一語履歴 vol.831
幸せになれる社会の実現   (鈴木秀子)

創業675年を誇る老舗の流儀

          川島英子(塩瀬総本家 第34代当主)

日本の饅頭の元祖として創業から675年の歴史を紡ぐ塩瀬総本家。
時代の風雪に耐え、代々の当主たちが暖簾を大切に守り続けてきました。

その起源は貞和5(1349)年、中国から来日した林浄因が奈良で
饅頭をつくったことに遡ります。
寺院に集う上流階級の人たちの心を射止め、
やがて宮中に献上され、歴代将軍の催事に重用されるようになりました。

「材料を落とすな。割り守れ」の教えの通り、
昔から配合やつくり方は一切変えていないといいます。
普通の饅頭は小麦粉に膨らし粉を入れて皮をつくりますが、
塩瀬は小麦粉も膨らし粉も使いません。

職人が毎日一つずつ大和芋の皮を剥いてすり潰し、
お米の粉とお砂糖を混ぜた木鉢にそれを入れ、
丹精込めて練り上げていく。
固すぎず柔らかすぎず、ちょうどいいところでこね終える。
その日の気温や湿度、お芋の個体差によっても
微妙に変わってきます。
だから、日が経ってもパサつかない。
しっとりしておいしい独特の饅頭に仕上がるのです。

一方、百貨店への出店をはじめ、売り方やデザインといった部分は
時代に合わせて変化させていく。
暖簾を守り続けるには伝統を踏襲するだけではなく、
日々創業の心意気で時代の流れを読んで
絶えず新しいことに挑戦し、革新している。

2024.11.14

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