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一語履歴WORD vol.366

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結果は 無駄に あの色艶 輝かしいもの 361aしっかりしろしんみん
自発性にある

ミスター・ラグビーこと平尾誠二さん。
平尾さんが生前語っていた「強い組織」

(平尾)
強いチームというのは、指示された通りに動くだけではなく、
イマジネーションというのを膨らませて、
それぞれの状況に応じて何をすればいいかを考え出すチームです。
これからは特にそういうことが求められてくると思いますね。

ルールづくりも大事ですが、
本当は一人ひとりのモラールが少し上がればチームは
ものすごくよくなるんです。
決め事をたくさんつくるチームは、
本当はあまりレベルの高いチームではないですね。

僕はチームワークを高めるために、
よく逆説的に「自分のためにやれ」と言うんです。
結局それが1番チームのためになりますから。

みんなに、「公私混同は大いにしなさい」とも言うんです。
これは、一般的な意味での公私混同ではなく、
公のことを自分のことのように真剣に考えるという意味です。
個人がチームのことを自分のことのように考えていなければ、
チームはよくならない。これからのチーム論としては
そういうことが大事になってくると思うんです。

ラグビーでも、いいチームは一軍の選手から
控えの人間まで非常に意識が高いですよ。
試合に出ていない人間までが
「俺はチームに何ができるか」ということを
いつも一所懸命考えている。

その原点は何かとというと、やはり自発性にあるんですね。
これをいかに高めるかということが重要です。
これは自分の中から持ち上がってくる力ですから、
命令形では高められない。

これをうまく引き出すことが、
これからチームの指導者には必要になってきます。
また、そういう組織がどんどん出てこない限り、
新しい社会は生まれないと僕は思います。
 
2019.07.12

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