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| 雨の日には／雨の中を／風の日には／風の中を 「にんげんだもの」の作品で知られ、 いまなお多くの人々の心を励まし続ける書家・詩人 相田みつを。 仕事や人間関係でうまくいかなかったり、 自分自身や大事な人が病気になってしまったり、 人生には様々な悲しみが襲ってきます。 （牛山） 私は「一生勉強／一生青春」と共に いくつか大事にしてきた相田みつをさんの作品があるんですが、 その一つが「雨の日には／雨の中を／風の日には／風の中を」なんです。 先にもお話しした、 相田みつをさんの素晴らしさを私に教えてくれた妻は、 １１年前に天に召されました。 キリスト教に 「神のなさることはすべて時にかなって美しい」 という言葉があるんですが、私は妻が亡くなった時、 とにかく悲しくて、辛くてね、 ちっとも美しいとは思えなかった。 でも、相田さんの 「雨の日には／雨の中を／風の日には／風の中を」の言葉に接すると、 確かに妻の死は雨の日、風の強い日なのかもしれないけれど、 現実を正面から素直に受け止めて歩んでいこうという気持ちになれたんです。 （相田） 心の持ち方が変わったと。 （牛山） それから、妻が最初に好きになり、 その影響で私も生きる指針にするようになったのが、 「ただいるだけで」という作品です。 「あなたがそこに／ただいるだけで／ その場の空気が／あかるくなる／ あなたがそこに／ただいるだけで／ みんなのこころが／やすらぐ／ そんなあなたに／わたしもなりたい」 （武井） 心温まる作品ですね。 |
2020.02.07 |
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