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一語履歴WORD vol.203

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一語履歴 vol.210
修養の大切さ 210a父からの手紙 210b心を高め 210c祈り
一語履歴 vol.209
視点を変える 209a運を強く 209bまずは自分が
一語履歴 vol.208
大切なことだけ 208a力尽きるまで 208bマザー・テレサの言葉
一語履歴 vol.207
組織マネジメント 207a本来無一物 207b一年の計は
一語履歴 vol.206
夢を叶える 206aオレンジ色 206b世の中に偶然はない
一語履歴 vol.205
絶望の中 205a碧巌録 205b服中に書 205c伸びるべき者が伸びる
一語履歴 vol.204
幕末の偉人 204a親父の小言 204b古典を 204c人間には3つの教育
一語履歴 vol.203
百歳の円相 203a一流と二流 203b最大の修業 203c道とは何か
一語履歴 vol.202
目に見えない力 202a平常心 202b不幸を吸っても 202c一日の王
一語履歴 vol.201
どんな選手を置くか 201a明かり 201b構想 201c正しきこと
願い続けた「百歳の円相」
             西澤 真美子(坂村真民氏のご息女)

父の晩年のことをお話しします。

父の最後の詩は「生きること」でした。

わたしの信仰は
生きることでした
詩をかきながら
懸命に
生きることでした

二度とない人生を
どう生きるか
これは人間
最大の問題です
男・女の区別は
ありません
夢を持ちましょう
小さい夢でいいのです

この夢というのは、
どんな小さくてもいいから、
自分の花を咲かせようというものでした。

皆さんに咲かせてもらいたい。

そしてそのために自分の詩が
お役に立てればと思っていたのです。

一遍上人さんは
「南無阿弥陀仏」ですから、
人々を浄土に送る。

でも父は、現実の生活の中で
生きる力がなくなった人に、
もう一度生きる力を持つように、
悲しみばかりの人に
何か胸に希望を持つようにと、
詩に願いを託したのです。

これが父の大願でした。

そのために父は詩を書き続けました。

老いるというのは
大願がなくなることだと、
父は言っていました。

その大願を父は最後の
最後まで持ち続けたのです。

また、父は「百歳の円相」と
いうことをよく言ってしました。

この話は

「人間いつかは終わりがくる。
前進しながら終わるのだ」

という真民詩を自ら実践し続けた
ことのよい証明になると思うので、
ご紹介したいと思います。

円相というのは、
立派な老師様が書かれる円です。

その円は、その人すべてが
表れるものだと言われています。

父は円相が書けるように
なりたいと言っていたのです。

私の記憶では77歳頃の円相を
見た記憶があるので、
その当時から円相を書くように
なっていたのでしょう。

そして97歳になっても「百歳の円相」を
書きたいと言っていました。
 
2016.06.05

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