本文へスキップ

      次代に輝く住まいを創る

TEL. 0246-65-2311

〒979-0154 福島県いわき市沼部町鹿野43

一語履歴WORD vol.661a


過去の一語履歴を見ることが出来ます。

一語履歴 HOME
⇦前 一語履歴 次⇨ 
一語履歴 vol.670
企画書を書いてみたら?
一語履歴 vol.669
我が子の素質が開花するよう温かく見守る 669a共に是れ凡夫
一語履歴 vol.668
自分の最善を尽くしなさい 668a正しい人間としての生き方を学ぶ
一語履歴 vol.667
教育というものは 667a静かで清らかな気が人の心ばかりか...
一語履歴 vol.666
目で見るな、足で見よ... 666aバットの力で打たせてもらったホームラン
一語履歴 vol.665
努力を人に見せるなんて格好悪い 665a人生は一度きりそれをどう生きる...
一語履歴 vol.664
今年は絶対にこの仕事を覚える
一語履歴 vol.663
挨拶と掃除は生活上の祈りの基本
一語履歴 vol.662
つくる人は私ではない、見えない世界にいる 662a有り難うございます
一語履歴 vol.661
人間は進歩か退歩か...~見えないところが... 661a「耐える」
「耐える」

人間誰にでも、人生の逆境が訪れます。
しかし、現在人はいつしか逆境に耐えることを忘れ、
周囲の人や環境にその責任を転嫁するようになったのではないか──。

(福地)
「耐える」という言葉は
もはや辞書の中にしか存在しないと私は思っています。

逆境と順境は、人生においても企業経営にとっても
糾える縄の如し、より合わせた縄のように
交互にやってくるものです。
順境の時には逆境の芽が潜んでいる。
一方、厳しい冬の寒さの後には、
やがて暖かい春がやってきます。

逆境は誰にもどこにでも例外なく訪れます。

「幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり、
 不幸な家庭はどこもその不幸のおもむきが
 異なっているものである」

トルストイ著『アンナ・カレーニナ』の冒頭の一文です。
確かに、逆境はいつどのような形で
やってくるか分かりません。
人は誰でも少し逆境の谷間を泳ぐと、
世に自分ほど不幸な人間はいないと思いがちです。

しかし逆境の世は底なしであり、
どん底と思われるような厳しい試練のその下には、
さらに想像もつかない不幸が埋もれているものです。

地震・津波・台風・洪水などの自然災害は別として、
人と人との関わり合いから生じる逆境に際し、
今日の日本人の多くは
「耐える」ということを忘れてはいないでしょうか。

歴史を繙いてみても、
「耐える」ということはかつて日本人の美徳でした。
それが飽食に慣れ、豊かな生活に包まれた今日、
いつの間にかすべてにわたって
「耐える」ことより、
「社会が悪い」「国が悪い」と
自己責任を考える前に「他責」に
逃げ込んでしまってはいないでしょうか。

自分も責任の一端を担う社会人であり、
国民であることを忘れてしまっているといえます。

2022.05.18

バナースペース

櫛田建設株式会社

〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日