本文へスキップ

      次代に輝く住まいを創る

TEL. 0246-65-2311

〒979-0154 福島県いわき市沼部町鹿野43

一語履歴WORD vol.365

過去の一語履歴を見ることが出来ます。

一語履歴 HOME
⇦前 一語履歴 次⇨ 
一語履歴 vol.370
元気に天寿を全うする
一語履歴 vol.369
人生には「いま」しかない
一語履歴 vol.368
誰にでも無限の力があるんだよ
一語履歴 vol.367
あなたは自分の仕事に命を懸けなさい
一語履歴 vol.366
自発性にある  366aやさしく生きる
一語履歴 vol.365
笑い話にできるように努力しなさい 365a根気強く観察すれば知恵が出る
一語履歴 vol.364
断ったらプロじゃない 364a貧乏神・疫病神の住所
一語履歴 vol.363
お母さん 準備をしていたんだね
一語履歴 vol.362
独立を果たせたと考え日本に感謝してくれている人たちも多くいた
一語履歴 vol.361
結果は 無駄に あの色艶 輝かしいもの 361aしっかりしろしんみん
笑い話にできるように努力しなさい

桂歌丸さん(享年81)が生前よく語っていた言葉

(歌丸師匠)
私が噺家になったのは昭和26年、
戦後すぐですからね、もう笑いのうんと少ない時代ですわ。

ラジオで週に2回、寄席の番組がありましてね。
そこで昭和の名人たちが聴衆を笑わせているわけですよ。
それを聴いて、「俺の進む道は落語家以外にない」と思ったんです。
小学4年生の時でした。

迷いはなかったですね。
だから私は中学も高校も行かないって言ったんです。
そうしたら祖母に「みっともないから中学だけは行ってくれ」
と言われたんで、嫌々中学に行っていた。

宿題もやらなかったし、
先生に「落語と勉強、どっちが大事だ」と怒られて
「落語のほうが大事だ」って(笑)。
それでもう卒業を待ちきれなくて
中学3年の11月に古今亭今輔師匠のもとに
飛び込んじゃったんですからね。

噺家になって1年後に祖母が亡くなってしまったんです。
64歳でした。それからは今輔師匠が親代わりになってくださった。
あと祖母と長年付き合っていた近所の方もいろいろと面倒を見てくれた。

その頃、今輔師匠からこう言われたことがあるんです。

「苦労しなさい。
ただ、何年かして振り返ってみた時に、
その苦労を笑い話にできるように努力しなさい」

苦労の壁をどう乗り越えるか、どう突き破るか、
それも一つの勉強だと。
若い時には師匠の言葉の真意は分かりませんでしたけど、
いまになってみると大変有り難い言葉だと思います。
 
2019.07.07

バナースペース

櫛田建設株式会社

〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日