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      次代に輝く住まいを創る

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こころを耕す
         中桐万里子(金次郎7代目子孫)

「心田の耕しさえできれば、
 どれほどの荒地が広がっていても
 恐れるには足りない」
金次郎は「あらゆる荒廃は心の荒蕪から起こる」と言って、
心の荒蕪さえ耕したらあらゆるものが
豊かになると説いています。

彼が600余村もの再建を成し遂げたのは結局、
そこにいる人たちの心の荒蕪、
心田を耕したと言えると思うんです。

ただ金次郎も、まずは畑仕事がスタートだった。

自分は畑仕事を生き生きとやっているのに
周りの人たちは人生に絶望している。

そういう現状に疑問を持ったところから
金次郎の人生はスタートして、
辿り着いた場所が心田の荒蕪を開く
ということだったと思うんです。

では心を耕すってなんなんだろうと。

いろんな解釈があると思いますが、
私は自分の幸せをどれだけ知っているか、
あるいは自分がどれだけ満ち足りているという
感覚を抱けるかどうかだろうと理解してるんです。

家が建てられたから幸せ、車が買えたから幸せという話ではなく、
いま生きているということ、あるいは使える命を
もらったということそのものが幸せなのではないか。

そういう意味で、人は皆満ち足りているところから
スタートできるのではないかと私は思っていて、
本当におなかの底からそのことを感じられるかどうかが
すべての始まりのように思うんです。

いまの世の中は皆が足りない、足りないと言って追い求め、
走り続けていますが、金次郎が説いた
「心田の荒蕪を開く」というのは、
生きていることそのものが既に満ち足りている。

そこから始めましょうという意味で、
いまの生き方の息苦しさに光を当て、
人間らしいおだやかな自然体の生き方に
立ち返らせてくれると思うんです。

2022/02/15

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